今日も猛暑となった丹沢・大山の麓。
高校野球地方大会決勝の中継を見て選手たちが心配になってしまいます。
「エアコンの効く屋内で過ごしてくださいね」
お天気キャスターさんは何度も言っているのに。
とはいえ夏休み。
子どもたちにとっては日頃とは違う体験ができる期間でもあります。
人生で大切な知恵は幼稚園でも、どんな学校でも学ばないのです。それは、人生のものから学ぶのです。
「遊びが学びに欠かせないわけ – 自立した学び手を育てる -」P1
こんなことが冒頭に書かれている2024夏休みにオススメの本(2)はこちら。
生まれてから一定の年齢になったら当たり前のように幼稚園や保育園へ。
そこでいろんなことを教わって小学校へ入学して中学校、高等学校、大学などへ。
何でもかんでも「習う」とか「教わる」という状況が当たり前、それが現代の教育システム。
「子どもたちは未熟なので教え与えなければ何もできないませんよ」
そんな呪縛に囚われて、ボクら大人は何でもかんでも教えてしまう。
子どもたちも教えられることに慣れてしまい勉強がつまらなくなる。
もともと知的好奇心に溢れている子どもたちの可能性を奪っているのかもしれません。
「なぜ学ぶのか?」という問いかけに対して「自由になるため」という人もいる。
間違いではないとは思うけれど何かが足りない気もする。
30年以上に渡ってスポーツと教育の関係者と語り合っているのが「PLAY」の大切さ。
そこでもよくできるように見える子どもたちへの違和感がありました。
教わったことを忠実にできる子どもたちが賞賛される世界への違和感とも言えそうです。
「なんだか自分のプレーじゃないんだよね。その子自身の…」
そして、やがて行き詰まる。
「PLAY」が大切にされている環境ではサッカーが大好きな子どもたちが育ちます。
サッカーを教え過ぎる環境では、子どもたちから自由な発想は生まれません。
「遊び」が大切にされている環境では学ぶことが大好きな子どもたちが育ちます。
というよりも学ぶという感覚すらない子どもたちもいることでしょう。
究極は「遊んでいるうちに自然に身についた」というような感覚でしょうか。
「あれ?なんかやってみたらできちゃってたよ!」
ってなれば最高ですよね。
夏休み。
大いに遊んで未知の世界に出会ってほしいなって思います。