2週続きでやって来た台風一過の朝。
丘の上からは綺麗な朝の光景を眺めることができました。
今日は、土曜日に出勤したので代休…
朝から街のカフェで珈琲を飲んだり、いつもとは違うランチをいただいたり…
少しだけ日常を離れて思考にふける一日です。
そんな時間に改めて考えたことがあります。
「この世に完璧なものなど存在しない。」
どんな人でも、組織でも、商品でも完璧なものなどはありません。
正解もないのです。
「ここまで行けば十分だ。」
世の中に蔓延している価値観で生きていると、そんな気分になることがあります。
ボクら50代でいえば、車や家などを所有して、家族がいて、毎日、同じように仕事する。
「これで毎日やっていれば、まあ安泰かな…」
「そこそこ、みんなと同じように生活できるからな。」
いわゆる世間一般と同じライフスタイルがあれば安心。
そんな感覚でしょうか。
人は何かを手にすると、その時点で満足してしまいます。
ある程度の地位があれば、それを守るために躍起になる。
そうこうしているうちに時代は急激に変化していくのですが…
世の中には「スタンダード」があって、そこにハマっていれば一安心。
それでも、世界は変わっていきます。
ひょとすると気がついた時には変化の荒波に取り残されて沈んでいくかもしれません。
「いやいや私たちは完璧だ。」
いやいや、そんなことはありません。
世の中に完璧なものなどないのです。
「侍」の時代が終わったように世の中は変わる。
インターネットの時代になったと思ったら、ここ数年でSNSなどの様々なサービスが登場。
スマホ、ウェアラブルデバイスなども登場して、ボクらのライフスタイルも変化しています。
次々と登場する商品やサービスで、毎日がパラダイムシフトって言っていいくらい…
そんな中で、いつまでたっても変われないところがあります。
例えば学校…
ボクら先生たちは、相変わらず黒板やチョークを使って授業をするのです。
学校にはタブレットや大型TVなどもあるのですが、上手に使える先生は少ないのが現状。
家に帰ればタブレットを活用しながら学んでいる子どもたちだっているのに…
こだわりがあって、「○○スタンダード」なんてのも出てくる現実。
最近、話題になっている有名企業の検査問題も旧態依然とした進め方が原因でしょう。
「侍」の時代は終わったのに、刀をふりかざしているままでは衰退の一途をたどります。
毎日、少しずつ進化していくこと。
これさえやっていれば安心かと思ったら、それは間違いなんてこともあります。
「これはカラダにいいですよ。」
なんて言われていたことが、最近の研究で否定される。
例えば、ダイエットのカロリー制限…
「カロリーをカットすればいい。」
と言われ続けていたのに今では「糖質制限」が一気に台頭しています。
「どれくらい食べるか?」→「何を食べるか?」
ボクらが信じていた常識は突然のように変わるのです。
もちろん、糖質制限だって正解ではないかもしれません。
そこにあるのは最適解だけです。
とりあえず今の時点では正解だってこと。
毎日がパラダイムシフトのような時代に生きる私たち。
そんなボクらにできることは、今を一所懸命に生きること。
みんなが幸せになるために、よりよい方法はないかを問い続けること。
毎日、少しずつ進化していくことです。
Good Luck.