グッと冷え込んだ日曜日の朝は氷点下8度だったらしい(汗)
カーテンを開けると凍り付くような世界が広がっていますから、まあそれも納得です。
それでも昼間は気持ち良い青空が出てくれるのが嬉しい信州の冬。
昨日はプルーン畑の剪定作業にチャレンジ…
あれこれと考えながら収穫をイメージしつつ枝を切ってみました。
今日は、そこで考えた「選ぶこと」と「複数の目で見ること」について書いておきます。
こんなふうに実るのは来夏以降の話。
切った枝先はどのように延びていくのだろうか?
どれくらいの花を咲かせて、最終的にどれくらいの実をつけるのだろうか。
なんて考えながら切るのです。
まずは観察から…
そして仕上がりのイメージをつくって剪定していく。
あ…
これって子どもたちと関わることと似ています。
しっかりと状況を観察して、目の前の人と一緒にゴールイメージを共有する。
そして、子どもたち自身が行動して、ボクらはサポートし続ける。
なんてことを書きましたが、それはそれで簡単ではなさそうです。
「人生は選択の連続だ」って思いながら枝を切る
「果たして、この枝を切ってしまっていいのだろうか?」
なんてことが頻繁に起こります。
「どちらを切れば、より美味しいプルーンの実が成るのだろうか?」
迷ってしまいますが…
「外に向かって横へ枝が伸びるように!」
という師匠から教わった基本原則に則って思い切って切るしかありません。
「何がダイジ?」ってことを考えたら案外、バッサリと行けるものです。
スポーツの現場では、その時の状況で常にベストだと思われる選択をする。
「人生は選択の連続だ!」って気分で…
迷いは禁物です。
バレーボールだったら迷っているうちにボールはコートに落ちてしまう。
サッカーだったらボールを相手に奪われることになります。
それでもボールはコートに落ちるし、相手に奪われることもある。
やっぱり一人だけでは限界があるのだと思います。
複数の目で一本の木を見てみる
ここで必要になってくるのが共に剪定作業をする仲間の目です。
ボク自身の感覚だけに頼るのは限界があるので、アドバイスを求めます。
「そっちから見たらどんな感じ?」
「ここって切って良さそうに見える?」
なんて会話をしながら、最終的に自分の判断で切る。
二人よりも三人で見たら、さらに上手に剪定ができそうです。
複数の目で、様々な角度から見ることで学びも生まれます。
剪定する力にも磨きがかかるでしょうしプルーンにもいいはず…
これって、子どもたち一人ひとりをサポートするときと同じですよね。
「選ぶ→振り返る→選ぶ」の繰り返し
「自分で選んで剪定する→他者の力を借りて振り返る→よりよい選択を考えて剪定する」
ひたすらこの繰り返し。
やっているうちに慣れてくる。
それでも、完璧な正解などはない剪定作業なわけで…
常によりよい選択について考えてハサミを入れる。
そんなことの繰り返しです。
そして…
正解ばかりを求めて作業が捗らなかったら意味がない。
だから、目の前の枝に集中してサッと選んでバッサリと切る。
自分の選択を信じるしかない(笑)
迷わず行動した方が後悔することも少ないですからね。
なんだろうなあ?
自然と向き合っていると、いろんなことを考えるものですね。
まだまだ学びは続く…