「個性を大切に」を阻むものは

「個性を大切に」を阻むものは

朝から快晴となった丹沢・大山の麓。

昨日は振替休業日だったので今週は今日がスタート。

「それにしてもいろんな人生があるものだな」

そんなことを思った火曜日です。

「誰一人として同じ人生を歩まない」

学校で過ごす子どもたちを眺めながら思うのでした。

偶然に出会って一定の期間を過ごす。

担任であれば一年間を共にする。

「子どもたち一人ひとりの物語を大切にしたい」

そう願うからこそ、行動の基本OSだけを用意します。

もちろんバグが見つかるのでアップデートが繰り返されます。

子どもたち一人ひとりは世の中に無数にあるアプリのようです。

いろんな分野があって、それぞれ定期的にアップデートをしている。

時としてアプリ自体を削除して新たなアプリを開発するようなことも。

それくらい子どもたちは様々な分野に興味関心を抱くのです。

ところが…

そんな彼らの優柔不断さを受け止めることができないことがあります。

「子どもたちは、あっちへウロウロ、こっちへウロウロするものだ」

ということが分かっているのに…

本当に困ったもんです。

子どもたちの個性を阻むものは、ボクの中にあるちっぽけな常識。

さらに余計なお世話のような子どもたちへの期待。

「こうあってほしいよなあ」

そんな理想はもちろんあっていいけれど、押しつけないようにしたい。

「個性を大切にを阻むもの」

それはボクという基本OSの中にあるようです。

ああ、またバグったのでアップデートしなくちゃね。

永遠にアップデートを繰り返すしかなさそうです。