週末なので晴天を期待するも曇り空のままだった丹沢・大山の麓。
毎週恒例の駅前朝市やマルシェに顔を出してから公民館まつりへ。
地域の皆さんとの話は学ぶことばかりです。
昼過ぎには秦野市サッカー協会の主催大会「ピーナッツカップ」を観戦。
市内チームと市外招待チームが4ブロックに分かれて予選リーグを戦います。
遠くは東京、千葉、群馬からも個性的なチームがやって来ます。
U-11ですから5年生以下。
小学校卒業までの1年での成長が楽しみでもあります。
数試合を眺めながら再確認したことがありました。
サッカーは「止める」「蹴る」「運ぶ」が大切だと言われます。
どんなボールも自分の足下にピタッと止めることができる。
緩急も含め多種多彩なボールを蹴ることができる。
ゴールに向かう、ボールを保持するために自由にボールを運ぶことができる。
「ボールは友だち」
小さな頃からボールにたくさん触れていて欲しい。
子どもの頃に覚えたボール感覚は一生モノです。
「そんなの当たり前だし、練習もさせています」
なんて言葉が飛んで来そうですが、それだけでOKではありません。
もっと大切な基本があるのです。
それは…
「自分でボールを触りにいくこと」
「そりゃあそうでしょ。普通の話じゃん」
なんて言われそうですが、よーく子どもたちのプレーを見てください。
相手のボールを全力で奪いに行っていますか?
自分のボールを自ら運んでゴールへ向かおうとしていますか?
よく観察してみてください。
「相手のボールを全力で奪いに行ったらスカッと抜かれますよ」
「自分でボールを運ぶだけじゃ囲まれて相手に奪われますよ」
「小さな頃からサッカーを教えなきゃ世界では勝てませんよ」
なんて反論もあるとは思います。
でも…
自分の意志でボールに向かう気持ちがなければダメなんです。
小さな頃からボールに近づく子どもたちは怖がることなくプレーをします。
相手との距離が縮むほどにボールが当たっても痛くはありませんから。
「簡単に抜かれるんだから全力で行くな!」
「相手に取られる前に見方にパスをしろ!」
なんていうような指導がよくあります。
すると子どもたちはどうなるでしょうか。
単純な話です。
「自分でボールを触りにいくこと」を忘れてしまう。
試合中に何度も何度もボールに向かって走る。
時にはスカッと抜かれたり、しつこく追いかけたらボールを奪えたり…
そんなチャレンジがあるからサッカーは楽しいのです。
もう一度いいます。
「自分でボールを触りにいくこと」
これがサッカーの基本です。
Enjoy Football.