心地よさを感じる香りや空気は、モチベーションをアップさせます。
今日は、運良く窓辺の席でノンビリと座って珈琲をいただきながら、あれやこれやと考える時間をいただきました。
出張先近くにある「レストラン ヤシマ」はパンの香りのする静かなレストランです。
ショーケースに並ぶ美味しそうなパンと洋風のしゃれたインテリア…
ゆったりとしたBGMが流れる空間では、自然と心も落ち着きます。
子どもたちが学ぶ空間づくりも大切だと思います。
コンクリート基調の冷たい感じがする教室よりは、木目基調の暖かい感じがする教室の方が嬉しいはずです。机や椅子だってきれいな方がモチベーションは上がるはずです。
今夏、オランダのイエナプラン校で観てきた小学校は、とても良い空間でした。
カラフルな色合いと木目調のカラーが落ち着いた雰囲気を醸し出している。
子どもたちだって、大切にされているという感覚があるだけでホッとして学習活動に取り組める気がします。
「学力と快適な空間の相関関係」について調べてみたくなりました。
スポーツの世界だって同じです。
きれいなスタジアムでプレーするということは、自然にテンションが上がります。
居心地の良いクラブハウスなんかも大切ですよね。とても、選手が大切にされている感じがしないでしょうか。
J2の湘南ベルマーレのクラブハウスは、驚く事なかれプレハブです。
そんな中で、選手たちも含め本当に良く頑張っていると思います。
でも、良く目の肥えた子どもたちからは「何なの?」という声も聞かれます。マリノスタウンとは大きな違いがありますからね…
日本には、「過酷な環境の中で積み上げた鍛錬こそが美しい」みたいな美学もあるかと思いますが、やはり整備すべき所は、しっかりと整備すべきでしょう。
「快適な空間とスポーツチーム勝利の相関関係」
「快適な空間と企業業績の相関関係」
「快適な空間と住民幸福度の相関関係」
こんな類の論文があったら読んでみたいなぁ。
教室、スタジアム、フィールド、カフェ、居酒屋、レストラン…
「快適な空間をつくる」
意外に見過ごされがちなことのような気がしますが、再考の余地がありそうです。
追記:
こんな論文も見つけました。
幼児期における環境教育としての音環境
教室の空間計画と心理評価に関する考察: 児童生徒アンケート調査による教室評価の分析
論文:田中彰吾『身体知としてのアフォーダンスと学校空間論』