地方創生の中に教育の充実はあるのか?

学校を中心とした共同体は大切だよ!

新聞の書評欄に紹介されていた本を読み終えました。

「地方を元気にするためには?」

ここ十数年、考え続けていることのひとつです。

危機感を抱いたのは平成の大合併の頃だったと思います。

両親や親戚の多くが通学した学校が次々と閉校したんです。

どんどん衰退していく地方を目の当たりにしてきました。

やがて…

閉校した学校に私立小学校をつくるというプロジェクトに参画。

そこでも厳しい現実に直面してきたのです。

毎年500近くの学校が閉校している。

ほとんどの校舎が放置されたまま寂しい光景を晒しています。

学校がなくなると子どもたちの姿はなくなります。

やがて…

集落からも人が消えていく。

「あー!あれも空き屋だな」

「お店も郵便局もなくなったんだね」

「路線バスも廃止されたんだ」

そんな現実を見ながら残念な気持ちになることは多い。

角栄さんの列島改造論は何だったのか。

現総理大臣が地方創生担当大臣だった頃に喧伝された「地方創生」について…

この本からも厳しい状況が示されています。

東京一極集中は止まらない。

更に地方は疲弊した。

2025年は地方創生予算を倍増すると総理は明言しています。

その中に教育と紐付いたものがどれくらいあるのでしょうか。

内容がよく分かっていませんが注目したいと思っています。

「授業料も無償化されるってなると都心の方がいいかもね」

そんな声を聞こえてくる。

「いいですか!皆さん!限られた予算で頑張ってくださいね!」

と言わんばかりの状況を長らく見てきました。

ボクも含めて先生たちが自腹を切って教室に置いたものは数え切れない。

なんとも悩ましい話だなと思った週末です。

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