学習する学校――子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する
待望の書籍が手元に届きました。
2008年から始まる新たな出会いによって、教育の現場で感じていたことがそれまでのモヤモヤが少しずつ晴れてきています。
それまで、何か画一的なスポーツや教育の現場の空気を感じていました。
コーチの言うとおりにプレーするのがいい選手で、自分勝手にプレーするのがダメな選手。
先生の質問にまっすぐに手を挙げて正解を述べるのがいい子で、先生の質問に対してあれこれと周りの子たちと議論を始めてしまうのはダメな子。
現場では指導者や先生によってコントロールされることが大切なことだと言わんばかりの空気です。
でも、長年にわたりプレーヤーとしてもスポーツの現場にいて教育の世界でも多くの子どもたちと出会ってきた私には「?」がいっぱいだったのです。
「人は自らの考えによって動くときにしか本気にならない」
私は、こう信じて疑いません。
そして…
「子どもたちの人生の主役は子どもたちそのものであって先生や保護者ではない」
とも…
訳者であるリヒテルズ直子さんにガイドをしてもらいながらオランダの学校を視察する機会にも恵まれた2012年の夏。
なんとも穏やかな空気で始まる教室の空気に驚かされたものです。
「教室はリビングルーム」
居心地のいい空間で、子どもたちはゆったりと自分のペースで学ぶ。
私たち教師の仕事は、子どもたちに知識を与えることでありません。
知識を獲得したくなるような仕掛けをすることだったり、より学びたくなる環境を創ることです。
そして、学校と社会をつなぎつつ「学び」を根本から変えて、新たな世界を切り拓いていく。
スポーツ関係者のみなさん、教育関係者の一緒に読んでみませんか。
そして問いかけてみましょう。
「それは子どもたちにとってよいことか」
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