「暇と退屈の倫理学」を読み終えました。
本書は、哲学的で難解だけれど納得する部分も多い。
ふと考えました。
“ウサギ狩りに行く人は、ウサギが欲しいわけではない。”
とすると…
仕事に行く人は、お金が欲しいわけではないのかもしれない。
学校に通う子どもたちは、学びたいと思っているわけではないかもしれない。
「子どもたちは、学びたくて学校へ来ている。」
っていうのは、ボクら先生たちの勘違いかもしれません。
仕事だから、そう思いたいのかもね。
保護者も同じで、ちゃんと学んで欲しいと思っている。
でも、先生たちも保護者の皆さんも本音は違うんじゃないでしょうか。
自分たちが子どもだった頃、どうでしたか?
果たして、どれくらいの人たちが学びたいという欲求をもって登校していたでしょうか。
家にいてもつまらないし、学校に行けば友だちと遊べる。
何らかの楽しみがあって、登校していたんじゃないでしょうか。
暇と退屈から逃れるために…
「学校というところは学ぶところだから友だちと一緒に楽しく学ぼうか。」
そんな感覚で通学するうちに、社会性とかを学ぶことになる。
ホントに勉強が好きな子は家でも興味を持ってやるもんだろうし…
暇と退屈から逃れるために学校へ来るのだとすると…
教室ってのは、やっぱりワクワクする空間じゃないといけません。
「あ~、今日もホントに楽しかったなあ。」
「また、明日ね!」
こんな感じが理想ですね。
っていうのが読んでみて感じたことの一つです。
そのうち、スポーツやレジャーについても書いてみよう。
Good Luck.
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