上野駅のホームで撮った大好きな写真。
ここで幾度となく列車に乗り北へ向かったものです。
生きていると、いろいろなことに遭遇します。
楽しいこともつらいことも…
まっすぐに伸びる線路は、時には悲しみを乗せています。
途中には長いトンネルもある。
トンネルを抜けると一気に視界が開けます。
真っ白な雪景色へ進むこともある。
目的地に到着すると不思議と希望に満ちあふれている。
そんなことが多い気がします。
明治時代…
何にもなかった所に鉄道を敷くことを決めて工事が始まる。
国鉄の時代に少しずつ延伸して全国各地に張り巡らされた鉄道網。
長い長い年月をかけて造られた線路です。
最初は、きっと決めた場所を平らにする作業だったはず…
はじめの一歩です。
そこに一つずつ枕木を置いて鉄路を敷いていく。
少しずつゆっくりと丁寧に…
でも、今では何でも高速化してしまった時代へ突入。
すぐに結果が出なければ気が済まなかったり、即答を求められたり…
目的に到着するのは早いほうがありがたいことは確かにあります。
でも、ホントにそれでいいのかな?
って思うのです。
じっくりと育った野菜が美味しいのと一緒で、人生もゆっくりと歩いたほうが楽しい。
そんなことを思うのです。
真剣に悩んでいることほど、急いで解決出来る問題はありません。
そもそも簡単に解決できるなら問題とは言いません。
各駅停車の旅でいい。
ゆっくりと丁寧に歩を進めてばいいんじゃないでしょうか。
旅には友が必要です。
珈琲だって、お茶だっていいです。
駅弁も大切な旅の友。
同乗する人がいたら、もっと楽しい。
各駅停車を味わえる人が嬉しいですが…
さあ、今日も一歩ずつ進みましょう。
Good Luck.