炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物vs.ヒトの全人類史 (光文社新書)
書店で見つけたの購入!
前作も読んでいるので興味深く読ませてもらいました。
ベストセラー『炭水化物が人類を滅ぼす』の刊行から4年。
この間、糖質制限を取り巻く社会の状況は大きく変化した。
たしかにブームともいえるような「糖質制限」
食を通して健康を見直すきっかけになっているのではないでしょうか。
とはいえ、間違って情報をとらえている側面もあるので注意も必要です。
批判的な記事は数を減らし、代わってスーパーや外食チェーンには糖質オフ商品が続々登場。今や糖質制限市場ともいうべき巨大マーケットが形成されている。それは何より消費者の側が、健康への効果を体感しているからだろう。
たしかにメリットの多い「糖質制限」ですがデメリットもあるでしょう。
批判もある中で、これだけヒットしているのは効果があるからですね。
私自身も実感があります。
余計な脂肪はなくなるし、食後に眠くなるなんてこともない。
ちょっとした肌のトラブルもなくなりました。
健康診断の結果も良好だし、今のところ問題は見当たりません。
続編となる本書では、前作で未解決だったいくつかの問題を解決し、実践者からの大規模アンケートの結果を公開。
アンケート結果を見る限り、やっぱり効果があるということが分かる。
こういった調査をしているのは大切なことですね。
やりっぱなしで効果検証をしていないところは世の中に山ほどあるというのに。
さらに糖質セイゲニストの立場から、全生命史、全人類史を読み直すという新たな試みに挑む。「糖質まみれの近・現代人」による研究は、初期人類(糖質ゼロ)の姿を見誤っている。
19世紀的知識の呪縛、シアノバクテリアの呪いから我々の脳を解き放ち、糖質に操られ支配される生活から人生を取り戻すべく縦横無尽に新説・仮説を展開しながら語る。
後半は、人類学を学んでいるような感覚を覚えます。
人類の進化を振り返りながら、食について考える。
ちょっと余計な章もあるような気もしますが、面白く読むことができます。
人類誕生から移動採集生活→定住狩猟生活→定住農耕生活
まあ、いろいろと環境が変化してきて今があるわけです。
当時のライフスタイルを支えてきたのが「食」
今の時代にもフィットした食生活があるとは思いますが健康でありたいものです。
「糖質制限」に興味がある人たちにはオススメの本です。
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