朝になれば学校にやって来る子どもたち…
時間になれば、ちゃんと座って授業を受けている子どもたち…
みんな当たり前のように行動しているように映るのですが実態はどうなのでしょうか。
たしかに登校しているけれど、ただそこにいるだけ。
たしかに授業を受けているけど、ただそこにいるだけ。
そんなことになっていないでしょうか。
ボクら教師は、ちゃんと登校して授業に参加していることとして進めがちです。
子どもたちの頭の中はファンタジーに溢れています。
窓の外に流れる雲を追いかけてみたり…
筆箱の中にある消しゴムをコロコロと転がしてみたり…
何となく書きたくなった絵を描いてみたり…
本当にいろんな姿があるのです。
「つまらない。」って感じたら、頭は即離脱して興味関心のあるものへと流れます。
それは大人とて同じことですよね。
じゃあ、楽しく学べるためにはどうすればいいのかって?
そのヒントは「自分で手段を選んでやってみる学び」にあります。
例えば、算数の計算問題をやる。
大抵は決まり事のように「ちゃんとBの鉛筆を使って書きましょう。」ということに…
でも、何となく乗り気じゃない子どもたちにはボクはこう言います。
「好きなペンでやってみたら?」
「何なら、ボールペンもいいよ。計算が消せないからミスもよく分かるし。」
「あー、それとさ青はやる気がでる色らしいよ。」
なんてことも…
不思議なことに、これだけでやる気が出ちゃうのです。
いつもと違うアイテムを使って学んでみると何だか楽しい。
そうこうするうちに、ちゃんとBの鉛筆に戻ってきます。
「○○スタンダード」は大切です。
だからといって、そこに縛られすぎると子どもたちも先生たちも窮屈になります。
だって楽しくないから。
よく学ぶためには、脳が楽しんでいないといけません。
ちょっとした一工夫で子どもたちと楽しんでみたらどうでしょう?
Good Luck.