子どもたちがいなくなること

子どもたちがいなくなること

朝晩、すっかりと寒くなって晩秋を迎えている日本列島。

しばらく姿を見ることができなかった富士山も下の方まで真っ白になってきました。

稲刈りが終わって富士山が白くなって寒い冬がやって来る。

地球温暖化も叫ばれているけれど、それは毎年ほぼ変わらない世界です。

そんな四季の中で、日本の子どもたちは育ってきた。

50を超えるボクが生きてきた時代は、子どもたちが増え続ける時代でした。

ところが…

今や少子高齢化社会へと突入して、全国各地で学校が閉校、統合へと向かっています。

私の両親が卒業した学校はどちらもありません。

町の中心に大きな学校が完成…

いくつかあった学校が統合されて子どもたちはスクールバスで通っているのです。

これは全国各地で見られる現象かもしれません。

学校がなくなった途端、地域から人も出て行ってしまいました。

子育てする環境がなければ、若い世代は残れないのです。

残った親世代は高齢化が進み、このままでいけば限界集落も増え続けることでしょう。

恥ずかしい話なのですが…

報道で見たり聞いたりしていたけれどこれほど深刻だとは実感ができませんでした。

前任校は奇跡的に児童数が微増している学校でしたから尚更です。

少子化の原因は、あれやこれやと言われていますから発言は控えます。

でも…

「少子高齢化社会なんだから仕方ないよね。」

というような風潮はモヤッとします。

教室で出会った多くの子どもたちが大人へと成長したら…

そこには、すっかり活力を失った社会が待っている。

そんなことになるのはイヤなので、ボク自身は微力ながら抗いたいと思います。

体育館に積み上げられた机や椅子も再び使ってもらえる日が来ますように。