体育の授業の目的って何かなあ?
そんなことを感じてしまう授業を目撃することがあります。
子どもたちが整列しています。
ふらふらしていると先生に怒られます。
なかなか体操が始まりません。
ようやく体操が始まったけど子どもたちに笑顔はありません。
ちゃんとみんなで体操できることが重要?
堅苦しいめあてやルール説明に時間がかかっています。
子どもたちは動きたくてうずうずしているのに…
先生の話をちゃんと聞くことが重要?
ゲームがようやくスタートしたらルールに縛られてプレーが止まります。
そんなシーンが増えれば増えるほど体育はつまらない教科になります。
厳格なルールの下でプレーすることが重要?
ちょっと違うんじゃないかってボクは思っています。
そもそも大人の感覚でやらせたらダメです。
子どもたちには子どもたちに見えている世界で楽しんでいるのですから…
なかなか苦戦している先生たち…
子ども時代に先生自身が体育を楽しんだ経験がないのかもしれません。
確かに研修する機会も少なくて軽んじられていることは事実かと…
おまけに教材研究などは、おそらく国語や算数と違って後回し…
でも、子どもたちにとって体育は大切な時間です。
45分という時間、体育館や運動場という空間、クラスメートという仲間…
限られた時間や空間で仲間たちと思う存分楽しむのが本来の姿です。
体育の目的には、その競技特性に触れて生涯スポーツにつなげる側面があります。
そして、カラダを動かす楽しさを体感するという大切な役目もあります。
もちろん、みんなで協力するという道徳的な側面も…
ただ…
堅苦しく授業をする感覚があると楽しくなくなるんです。
体育専科がいるのが望ましいなと思いますが、なかなかそうも行きません。
幸いボクの学年では国語と算数、道徳、総合的な学習以外は専科のようにしています。
おかげでボクは体育を3クラス全て持つことができる。
「みんなで学年を見守ろうぜ!」
そんな学年間の関係性も楽しい体育につながっています。
先生にとっても子どもたちにとってもハッピーな状態をつくる。
子どもたちにとって体育が待ち遠しくてワクワクできる時間なれば最高ですよね。
あんまり堅苦しくなくね…
「体育は楽しい!」って思ったらいいじゃん。
Enjoy Sports.