日が昇る時間がずいぶん遅くなってきました。
もちろん夕暮れも日に日に早くなっています。
冬至に向かって明るい時間も短くなりますね。
水平線や地平線を見ることができないので日の出や日の入りは見られない。
それでも、朝日や夕日に照らされる信州の山々は神々しいものです。
朝日が昇る頃には鳥のさえずりが聞こえます。
風が吹けば落ち葉が飛んで行く音がします。
どこに住んでいるのか分からない猫たちも日向を歩いています。
昼間の太陽は部屋の奥まで射し込んでくれている。
暖められた部屋の空気を逃さないようにカーテンを閉める。
静かな穏やかな夜の到来です。
今は戦争もなく平和。
戦前、このすぐ下を歩いていった満蒙開拓団の人たちがいました。
大日向村はモデルケースとして国策映画にも取り上げられています。
そのフィルムを町は積極的に上映してくれている。
今日も午前、午後に上映会が開かれました。
ボクは午前の部へ行きましたがギリギリでホールには入れず。
カフェの前に設置されたモニターで鑑賞させてもらいました。
情報も少ない時代に映画を使って満蒙開拓団へ誘う。
村としては苦肉の策とはいえ、何とかならなかったものか。
学校でも移民教育があった事実にも考えさせられてしまいます。
祖父が戦地に送り込むことになってしまった新兵さんたち。
そんな話もクロスして人の幸せって何だろうか?
なんてことを考える夜でした。
いつまでも平和な世の中でありますように。