今年の冬は暖冬といわれますが、やっぱり朝は肌を突き刺すような寒さですね。
「人は誰でもかけがえのない存在なのです。だから自分を大切にしてください。」
今朝のラジオでの瀬戸内寂聴さんからのメッセージに思わずニヤリ。
6.
わたしたちはみな、それぞれの人がもっている、かけがえのない価値を尊重しあう社会を作っていかなくてはなりません。
「イエナプラン20の原則」(イエナプラン教育協会HPより)
一人ひとりの子どもたちと接しているときは、個性に触れやすい。
なのに…
クラス全体となると個性を忘れてしまい集団の中に埋もれさせて見てしまう。
「何だか変だよなあ?」
「あ!○○くん、退屈そうだなあ。つまんないんだろうなあ。」
「んー?○○さんは、本当はこうやりたいかもなあ。」
なんて黒板の前に立って気にしながらも授業を淡々と進めてしまう。
こうしてモヤモヤは溜まり、どんどん苦しくなっていく。
そんな中で出会ったひとつがイエナプランでもありました。
「担任として全てを把握しなければ…」
と力んでいた私は、「かけがえのない価値を尊重しあう社会」にハッとさせられます。
「そうか…自分だけで頑張ろうとするんじゃなくて、みんなでやればいい。」
そう思うようになってからは、子どもたち同士を繫ぐためのチャレンジを始めました。
PA(プロジェクトアドベンチャー)のアクティビティを取り入れる。
サークルを頻繁につくっては対話する時間を増やす。
4人1組で常に学ぶアイランド型の机配置で小さな社会を構成する。
子どもたち同士が繋がりはじめると、担任の私にも情報がたくさん入ってきます。
おかげで、子どもたち同士だけでなく私と子どもたちの距離もグッと縮まりました。
さて…
「20の原則」の1から5には「人間」6から10では「社会」について書かれています。
1.
どんな人も、世界にたった一人しかいない人です。つまり、どの子どももどの大人も一人一人がほかの人や物によっては取り換えることのできない、かけがえのない価値を持っています。
「イエナプラン20の原則」(イエナプラン教育協会HPより)
1と6、2と7、3と8、4と9、5と10は対になっているようです。
この辺りも意識しながら読んでみると面白いなあって思います。
それにしても読んでも読んでもハッとさせられることばかり…
今の私には何かあれば「原則」に立ち返って自分を見つ直すことができるありがたい存在。
今日から3学期がスタートしたところが多いかと思います。
身体は大切に、元気にお過ごしください。