家の書棚から発見した本。
「あれ?これ読んだことあったよね?いつの本だろうか?」
ページをめくると、今まさに考えていることに繋がることが書いてあります。
「最近の若者はおとなしい」「何を考えているかよくわからない」という若者について
職場に自由に話せない雰囲気があるからおとなしくなるのだし、考えを述べる機会がないから、性格も理解されないのである。
スポーツや教育の現場でも、こんな場面を多く見てきた気がします。
「もっと話そう!」
というものの自由な発言ができる安心感のないクラブや学校…
彼らは決して無気力でも無能でもない。確かに若干おとなしめではあるが、大学で厳しい課題を与えれば必死になってクリアしようとする。誰でもそういう場さえ整えば、いくらでも強く、熱くなるのである。
大学生について言及しているけれど、これは全ての年代にいえること。
チームプレーを重んじるあまり個性が発揮されないスポーツチームの選手のイメージ。
教室にいる子どもたちや職員室にいる先生たちとて同じだ。
そこで、チームの出番である。技術や知識を教えることも大事だろうが、それ以上に重要なのは、身体を解放させること、つまり萎縮や遠慮を取り除き、ポジティブな気持ちになるような場をつくることだ、それによって若い人が元気なれば、必然的に場は活性化する。
まずやらなければいけないことは「身体を解放させること」だという…
常にチャレンジすることが認められ、どんな人もリスペクトもって接しているのと同じかな。
そんな組織には自然にスマイルが生まれるんなんじゃないかとボクは思っている。
やや大げさに言えば、こういうチームを作ること、あるいは一員になることは、誰にとっても人生最大の喜びになりうる。ではその場に加えることが楽しくないはずがない。
そうだよね。
安心してチャレンジができるような組織だったらモチベーションは自然発生するだろう。
そこにいるだけで誇りに思うし、よりよくしようという努力だってできるはずだ。
熱気があり、笑いや言葉が飛び交い完成までの苦労と成功の喜びを分かち合えたとすれば、それはもはや「祝祭」だ。
「祝祭」って良い言葉だなって思う。
組織というのは生き物なので、いろんなことが起きるのが必然だ。
そんな中でも、みんなで知恵を絞りながら一つひとつクリアしていくことは喜びに繋がる。
まさに「祝祭」だよね。
さて、ボクは今いる組織をどうすれば「祝祭」の場に変えることができるのだろうか。
そんなことを考えながらページをめくっています。
学校の先生やスポーツチームの指導者の皆さんにも読んで欲しいなって思います。
今は