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ミカン畑から見る秦野の未来

ミカン畑の未来

ミカン畑の未来

佐久穂町は雪模様とのことですが、温暖な神奈川県秦野市も雪が舞う土曜日でした。

我が家の近くにミカン山があります。

比較的温暖な地域でミカン栽培の北限は秦野や伊勢原あたりと言われています。

11月から12月にかけてはミカン狩りを楽しめる地域。

前任の小学校でも行きましたし、サッカークラブでも楽しんでいました。

そんなミカン山ですが、ここ数年で栽培面積は確実に減っているようです。

伊勢原の善波地区では第2東名建設にあたりミカン山はだいぶ削られてしまいました。

そして、秦野市の鶴巻・北矢名・南矢名、弘法山の南麓に広がる一帯でも減少傾向です。

手が回らなくなったのか木を切って地面がむき出しになっているところがあります。

まだ、それなら良い方で放置されている畑もちらほらと見られます。

そういった場所は草に覆われて美しいミカン山の光景は失われています。

聞けば後継者不足の問題があるとのこと。

果樹栽培ですから年間を通して除草作業や剪定作業なども必要。

収穫時は近所の人に手伝ってもらうなど協力してやらないと作業も進みません。

高齢化の波は、住宅地にも押し寄せている。

山や畑が荒れて、やがて空き家が目立つようになる。

もう学生は入らない古いアパートが放置されている現実は数年前から見られます。

はたして5年後、10年後はどうなっているだろうかと考えてしまいました。

自然豊かで首都圏へも通勤・通学ができる秦野は子育てには良い場所かと…

ボク自身が育ったこの街にも恩返しができる日を想像しながら過ごした土曜日です。