月曜日の朝、ちょっとノンビリ起きる朝となりました。
夏休みに入ると一気に加速するのが読書。
昨日、届いたこの本を開いて衝撃を受けつつ、あれこれと思考を巡らせました。
まず、全国各地にある学校は全て環境が違うという前提を忘れないようにしたい。
どうしても自分がいた学校が基準になってしまうけど、上手に重ねつつ考える。
給食費の未納者は最終的にはゼロであり、新興住宅地があって所得層も割と高い。
習い事に通う子どもたちの割合も高くてスポーツ活動も盛ん。
最後にいた学校は、そんな感じでした。
それでも学級崩壊に近い状態は毎年のように起きていたのです。
最後に受け持たせてもらった子どもたちは1,2年生の時には大変でした。
みんなで研修時間にサポートに入って、3年生からは大胆な担任シフトになった。
なんでもやってみたい子どもたちが多い中で、枠に押し込めようとする対立する。
そんなことが徐々に分かってきて、とにかく学年全体で試行錯誤を繰り返しました。
最終的には、教室を彼らに明け渡す。
学校全体で向き合ったからこそ卒業時には素敵な学年になっていた。
学力状況調査の質問紙調査では、「学校が楽しい」は92%
これ、全国各地の平均を20ポイントほど上回る。
その前後の学年は、全国平均から少し高いくらいでしたけど…
(公立時代のことは、著書に書いていますので読んでみてください)
ボクら50代が経験してきた荒れた学級崩壊ではなく、静かな学級崩壊が起こっている。
なるほど…
多くの先生方が寄稿していますが、それぞれの町や学校の様子はそれぞれ。
子どもの前に、保護者のサポートが必要な町もある。
学校に子どもたちはやっとの思いでやってくるという地域もある。
それはそれで昔から変わらない部分もある。
問題は複雑です。
ただ、子どもたちも保護者も多様化しています。
そして、ボクら教員自身も多様化している。
だからこそ、いかに複数のネットワークをつくるか。
いろんな先生といろんな子どもたちが混ざり合う。
そして先生同士、子どもたち同士も混ざり合う。
それだけじゃなくて、保護者の皆さんや学校外の人とも一緒につくる。
子どもたちだけに学ばせるのではなく、大人も学び続けるってことが大切。
問題は本当に複雑なので簡単じゃないけどね。
そんな中で、大日向小学校が示すことができることってなんだろう?
そんなことを考える月曜日の朝です。
いってきまーす!