2021年3月11日
東日本大震災から10年が経った。
あの日の記憶は鮮明に残っている。
大きな揺れが来たときボクは自宅にいた。
公立小学校を辞めて大学院を修了した年だった。
次の日から新潟へ行く準備をしていてウキウキしていた最中に大きな揺れが来た。
我が家のサッカーボーイズ2号(次男)は中学校の卒業式の翌日で…
2階から慌てて降りてきた。
同じ誕生日の2人が家にいて食い入るようにテレビを観ていた。
3号(三男)はまだ小学生だったけれど、ビックリして帰ってきた。
やがて津波の映像が届くようになり、東北に縁のある我が家は不安に包まれた。
1号は(長男)は高校生で、お台場近くでサッカーの練習試合へ出かけていた。
海沿いということもあり心配になったが、相手チームの高校で一夜を明かした。
インターネットを介して情報が刻々と入って来た。
数日後には原発にも異常が起こり、より縁のある福島を心配することになる。
もうそれからはいろんなことがあった。
自分の無力さも感じたし、自然の恐ろしさも痛感した。
「生きるって何だろうか」
そう真剣に考えた。
あれから10年が経過して…
どういうわけか信州の標高895m地点にある学校にいる。
そんなボクにできることって何だろうなって思う。
与えられた使命というか…
今あるところで全力で生きるってことかな。
そんなことを再認識する一日でもある。
絶対に忘れちゃいけない大切な日。
合掌。