穏やかな春の日。
新型コロナウィルス感染症にも振り回された2020年度の最終日。
3名の卒業生を送り出す「卒業を祝う会」が開催された。
子どもたちのアイデアを生かしながら会場づくりがあって…
当日の進行も堅苦しいものではなく、卒業式の練習なんて一切ない。
「校長先生の言葉」なんてことも進行表にはない。
もっとも式次第なんて壁にも貼っていない。
卒業生と家族が共に座るベンチが最前面にあり…
その後ろに上学年の子どもたちが座っている。
教職員はというと、周辺に立っている。
音響だったり、カメラ担当だったりとあちらこちらでそっと動き回る。
本来ならば、ここに下学年の子どもたちも一緒にと思ったけれど教室から参加。
会場の様子をzoomで見るということになった。
それでも証書授与とかはキッチリとある。
証書授与はボクの大切な役目。
それぞれの子どもたちのペースに合わせて、それでもしっかりと手渡せた。
昨日も書いたけれど、子どもたち一人ひとりに物語がある。
そして、家族一人ひとりにも物語がある。
だから思わず涙がこぼれる瞬間を迎えることにもなる。
「それぞれが思いをもって大日向小学校へやって来た。ありがとうございます。」
そんな気持ちで会を終えた。
会場を片付け終えたら各ファミリーグループの様子を見て回る。
そこにも一人ひとりの物語があった。
最終日にお休みとなった子にも思いを馳せる。
みんな本当にいろいろあったよね。
お疲れ様でした。
感謝の言葉を添えて最後の登校日を終えたいと思います。
ありがとうございました。