先週の雨模様とはちがって晴れ間が見えた月曜日の朝。
子どもたちをいつものように出迎えます。
「今日はなにまーん?」
「・・・」
「ちょっとお!」
毎日のように聞かれるのでネタ切れ(笑)
「あんまん!」
「こしあん?つぶあん?」
「こしあん!」
「あー!そりゃそうでしょー」
前回は「つぶあん」とか言って不思議な顔をしていた子どもたち。
「ふつうはさー、こしあんじゃね?」
ということで、今日はちゃんと「こしあん」に。
そんなスタートの一日。
教室をグルグルと回ったり、教員免許状のチェックをしたりの午前中。
検食の前にグランドを見に行くと何やら森がけたたましい。
「あ!ハルゼミ鳴いてるじゃん!」
ちょっと早いかな?
季節がまた進んだ気がします。
これから夏に向かって森が賑やかになっていくのです。
ちょっと気になって調べてみたら去年はまだ分散登校だったんですね。
教職員の皆さんも、あれこれとアイデアを練ってくれていました。
まさに暗中模索していた頃が何だか懐かしい。
午後になって下学年の子どもたちが大日向たんけんに出かける姿がありました。
「ハルゼミが鳴いている森の音は聞こえたかな?」
「野に咲く花たちの姿を目にすることができたかな?」
「虫や鳥たちが元気に動く姿を見つけられたかな?」
そんなことを思いながら帰ってきた子どもたちを迎えました。
とある子が手のひらの中にある葉っぱを開いて見せてくれました。
「オトシブミみつけたよ!」
「ん?なにそれ?」
「オトシブミだよ!」
「・・・」
「このなかにね、たまごあるんだよ。ひらいてごらん」
というので開いてみたけれど何も見つからない。
「あはは!はずれー」
っと笑いながら教室へと向かっていきました。
ちなみに包んでいた葉っぱは「ダンコウバイ」というのだそう。
またまた師匠を見つけてしまいました。
子どもたちに教わることばかりの毎日です。
そして、自然の中には不思議がいっぱい。
生き物たちの知恵ってのは凄いもんですね。