今日も朝からギラギラと太陽が照りつける日曜日。
朝から孫1号と2号が元気いっぱいなので散歩に。
南の方角にある相模湾まで自転車で30分ほど、北には丹沢・大山国定公園。
ちょっと歩けば自然林の中へと入れる自宅周辺は田畑も豊富。
玄関から30歩もいけば田んぼに到着。
畦道の上を歩くとピョンピョンと小さなアマガエルたちが…
「うわー!ビックリしたー!」
本当に小さくて可愛いカエルたちは体長2cmにも満たない感じ。
「すごいいっぱいいるねー!」
ちょっと怖いくらいにいたのだけれど、嬉しそうに捕まえています。
優しくそっと手のひらにのせては田んぼにリリース。
「そっか!オタマジャクシがカエルになったんだねー」
なんて無邪気でした。
そんなボクは、あれこれと考えます。
想像するに数千匹のカエルたちが田んぼにいるのではないかと..
20mほど歩いただけでも100匹を超えるカエルたちがピョンピョンしていた。
広さからして数千匹、それも1万に限りなく近いのかもと予測。
遠くからみるとサーッと風に吹かれる稲しか見えません。
そんな稲たちに隠れてカエルたちは潜んでいるのです。
見えない部分に思いを馳せるって大切だよなあ。
そんなアマガエルたちの存在も稲の育ちには大切。
アマガエルにとって田んぼは産卵のための重要な場所ですが、田んぼにとってアマガエルはどんな存在なのでしょう?
カエルは生きた虫を食べます。カエルの種類や大きさによって食べる虫は異なりますが、アマガエルの場合は、ガガンボやアブラムシやウンカなど田んぼの稲を食い荒らす害虫を食べています。つまり田んぼにとってアマガエルは稲の生育を助ける益虫なのです。同様に、田んぼの害虫を捕食する他のカエルやクモ・トンボなども、田んぼにとっては欠かせない生きものです。
ここで、人間がもっと効率よく田んぼの害虫を駆除したいと考え、殺虫剤や農薬などを大量に田んぼに撒くとどうなるでしょう。害虫は減るかもしれませんが、同時にそれをエサとしていたカエルたちも減ってしまいます。
アマガエルをはじめ他のカエルたちは、害虫をエサにして食べるのと同時に、様々な生きもののエサになっていますから、サギやサシバなどの鳥、ヤマカガシやヒバカリなどのヘビ、イタチやタヌキなどの哺乳類など、カエルを食べる多くの生きものたちがエサを無くしてしまいます。つまり田んぼからカエルが消えると、他の生きものたちも生きていけなくなるのです。
なぜ?なに?自然の大図鑑!|HondaWoods 元気な森を次世代のために、地域のために。ここでしか読めない、えっ!と驚くような森のことについてご紹介します。
どんな生き物や植物も、それぞれ関係をもって生きているんですよね。
そう考えると、地球上に存在するあらゆるものに感謝しないとなって思います。
いつもありがとう!