朝から雨が降ったりやんだりという月曜日。
丹沢・大山も見えたり隠れたりでした。
大山の山頂が見えたかと思えば、真っ白な雲の中に隠れてしまう。
「そろそろ降ってくるんじゃね?」
「よし急いで観察に行こう!」
なんてことで…
タブレットを持って校庭に駆け出しました。
思い思いに観察したい植物を見つけては画像に収める。
満開を迎えている藤の花が一番人気。
みんなで見上げてパシャリとやっている。
かと思えば小さな蜂が蜜を吸う姿に吸い込まれている子どもたちもいる。
花壇に植えられた春の花たちから、お気に入りの一輪を眺めている子たちも。
「これって何の花だろう?」
「後で調べてみたら?」
「そうだねー」
なんてやりとりをしていたら、大粒の雨が降ってきました。
「やばい!タブレットぬれるー」
と言いながら服の中へ隠す子どもたち。
「てっしゅー!(撤収)」
「え?てっしゅー!ってなに?」
というので…
「もう終わりにして帰るよ!」
「あー!そういうことね(笑)」
教室に帰った子どもたちは、少々ぬれてしまったタブレットを拭いています。
「雨が降ってきちゃったから匂いとかわかんなかったよ」
とか…
「ちょっと触りたかったんだけどなあ」
とか…
「そうそう、画像じゃわかんないもんね」
ちゃんと子どもたちは観察の楽しみ方を知っているようで安心しました。
さらに言うと…
見ているだけじゃなくて花を摘んで分解してみるとか。
いろんな花を並べて構造を比較するとか。
色水を作ってみるとか。
同じ種類なのに色とりどりの花びらがあるのか調べてみるとか。
いろんなことへ広がるといいよなあって思うのです。
「教科書の枠を飛び出すことが子どもたちの観察を楽しくするよね」
って再確認。
「なんじゃこりゃ?」
って子どもたちの学びが広がる場をつくりたいなあって思います。
修行は続く…