✨️Challenge Respect Smile✨️

子どもたちが自ら学ぶ公立小学校の風景(3)

朝から雷鳴が轟く丹沢・大山の麓。

今日からいよいよ長い2学期のスタートです。

9月らしい蒸し暑さの中ですが、最近の学校はエアコンがあるので少し安心。

さて、今日も子どもたちと試行錯誤してきた教師の独り言…

最後までお付き合いいただけますと幸いです。

ホワイトボードに集まる子どもたち

2011年度の3年生の教室…

子どもたちの力を信じて待つことにしたものの、カオスな状態は続きます。

「くわまん、なんか言ってよ!」

と言われても安易に交通整理することを我慢する日々。

とはいえ何もしていなかったわけではありません。

90cm×45cmのホワイトボードを4人に1枚用意。

なにか問題が生じたら、ここにあれこれと書いていくようにする。

みんなで決めたらやってみる。

それでも上手くいかないから、また考えてみる。

そんな日々の繰り返しです。

基本は4人1組のチームで過ごす

「なんでもかんでも集まってやってみる」

そんなことが当たり前になってくると、少しずつお互いの関係の質が高まっていきます。

もちろん、意見の対立は何度も何度も起きるのですが…

授業中でも基本は4人1組のチームで学ぶことにしました。

従来の黒板を見つめるスタイルからの脱却を図ります。

当初はソワソワしていた子どもたちも日に日にチームで学ぶスタイルに慣れていきます。

「いつの間にか仲良くなってしまう作戦」

そう勝手に名付けていた仮説は、少しずつ効果を発揮しているように見えました。

コロナ禍の今では、常時4人1組が机を向かい合わせにして学ぶのは難しいですが…

あれ?なんだか仲良くなっちゃったよね?

どんな時でもチームで考えて行動するうちに、子どもたちの表情に変化が見られます。

いい意味でにぎやかで喜怒哀楽を感じられる教室の風景へ。

ボクのつまらない話を聞いている時間をできる限り排除する。

逆に子どもたち同士がお互いに話す時間を多くしていく。

だんだん子どもたちに任せるスタイルにして良かったという実感を持てるようになりました。

「いつの間にか仲良くなっちゃう魔法」

とある女の子が自主学習ノートに書いてくれました。

何だか嬉しくなったのを今でも覚えています。

「これまで足りなかったのはコミュニケーションの量なのだな」

相互理解が少しずつ深まることで他者に優しくなる子どもたち。

「でも、もっと誰もがわかりやすいキーワードはないかな?」

そう思っていた頃に出会った言葉がありました。

続く…

桑原 昌之

スポーツ、教育、暮らし&まちづくりなど自由気ままに。
教育研究家・秦野市議会議員
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