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子どもたちが自ら学ぶ公立小学校の風景(2)

まずはあたたかいハートから

久しぶりに夏日になった丹沢・大山の麓。

多くの学校では明日から2学期がスタートしますね。

ワクワクしていたり、ちょっと憂鬱だったりする子どもたちもいることでしょう。

子どもたちを支える保護者の皆さんや先生たちも同じでしょうか。

さて…

昨日から子どもたちが自ら学ぶ公立小学校の風景を綴っています。

子どもたちと試行錯誤してきた教師の独り言に付き合っていただければ幸いです。

まずは関係性づくりからスタート

それまでの一斉授業に疑問も抱き試行錯誤を始めたのは2011年度から。

当時は3年生の担任をしていました。

スポーツマネジメントの学びを大学院で終えた直後に出会った子どもたち。

いきなり授業に入るのではなく、子どもたち同士の関係性づくりからスタートです。

当時、スポーツ団体においても盛んにチームビルディングが行われていました。

いきなりサッカーボールを蹴るのではなくプロジェクトアドベンチャーをするとか…

当時は様々な情報に触れることができたので、いろんなことを試していました。

とにもかくにも、子どもたちが楽しみながら、自ら考えて行動する時間を優先する。

そんな毎日でした。

※こちらの本、オススメです!

あえて当番表をつくらなかったワケ

4月当初、清掃場所が割り振られます。

教室、階段、廊下、特別教室…

いろいろなところをきれいにします。

「あのさあ、4カ所あるじゃない。どうやってやればいいかな?」

そんなことを伝えたら、みんなキョトンとしています。

「あー!そうか。今までやる場所とかって決められてたかな?」

と尋ねてみると、案の定…

「細かい表があったよ!」

そうですよね。

ボクもバッチリと何から何まで細かく決めてやってもらっていましたから。

でも、これだと子どもたちは指示通りに動くだけなんですよね。

だから、子どもたちに任せてみたらどうだろうって思ったのです。

ということで当番表をつくるのをやめました。

「ねえねえどうする?」から生じるカオス

「自分たちでやってごらん」

という言葉に子どもたちは意外な反応を示しました。

「そんなのムリだから、くわまん、ちゃんと決めてよ!」

って言うと思ったら全く逆方向でした。

「じゃあ、話し合おう!」

とここまでは良かったのですが、なかなか決まらない。

みんな言いたい放題だし(汗)

ケンカ口調になって、そのうちふてくされてしまう子もいるし…

完全にカオス。

それまでのボクだったら、きっとここで安易に交通整理したのだと思います。

ところが…

なんとか踏みとどまったのです。

「子どもたちの力を信じるんだ!」

って…

そうして思いついたのがホワイトボードによるアクティビティをやってみることでした。

続く…

桑原 昌之

スポーツ、教育、暮らし&まちづくりなど自由気ままに。
教育研究家・秦野市議会議員
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