朝から青空の広がる丹沢・大山の麓の土曜日です。
こんなに気持ちのいい風に吹かれて毎日を過ごせたらいいなあ。
子どもたちの心も晴れやかで笑顔であふれていることでしょう。
さて、子どもたちと試行錯誤してきた教師の独り言も5回目。
最後までお付き合いいただけますと幸いです。
「スマイル」を大切にするってことは?
教室における究極のゴールは「スマイル」だということに落ち着きました。
いつもどんなときで、どんなことがあっても最後は笑顔になれるように…
「でも、それってどうやって?」
「よくそういうけど、なかなかそうはならないよねえ」
「んじゃ、どうすんの?」
何が必要なのかを考える必要がありました。
それもわかりやすいキーワードで。
「スマイルがゴールだとすると更に大切なキーワードってなんだろうか?」
子どもたちといろいろと話をします。
「思いやり」「優しさ」なんてキーワードが出てくる。
でも「スマイル」がカタカナ。
なんかないものかと考えた時に出会った言葉がこれ!
サッカーの現場で出会った「RESPECT」を紹介してみた
当時、U-12のサッカークラブでコーチ兼GM、市のトレセンコーチもしていたこともあり、
サッカーの指導者講習会やSports Managers Collegeなどでも目にしていたのがこちら。
特にこちらのリーフレットは秀逸でした。
http://www.jfa.jp/football_family/respectfc_japan/img/respect.pdf
リーフレット中にあるメッセージを次のように読み替えます。
「大好きなサッカーを毎日楽しむために大切なもの」
→「大好きな学校を毎日楽しむために大切なもの」
「チームの仲間たち。ひまさえあれば一緒にボールを蹴る。大切な仲間」
→「クラスの仲間たち。ひまさえあれば一緒に学ぶ。大切な仲間」
「サッカーに敵はいない。対戦相手は敵じゃない。自分たちの力をためし、サッカーを楽しむための大切な仲間」
→「学校に敵はいない。クラスメイトは敵じゃない。自分たちの力をためし、学びを楽しむための大切な仲間」
こんなふうに言い換えて子どもたちに共有することにしたのです。
どんな時も「リスペクト」を忘れない教室で起きた変化
「リスペクト」がある教室は優しい空間になります。
トゲトゲとした言葉が、どんどん少なくなっていきます。
以前は「競争」をあおっていたボク自身に変化がありました。
子どもたちを「できる」「できない」で判断しない。
見えているところだけでジャッジしない。
ゆったりと子どもたちを見ることができるようになったのは「リスペクト」のおかげです。
なんだかほんわかとあたたかい教室は、子どもたちに安心感をもたらします。
すると、目に見えて子どもたちの行動が変わっていくことを実感するようになりました。
続く…