朝晩は秋らしい風が吹き、秋の虫たちのコンサートを楽しめる丹沢・大山の麓です。
2学期が始まって3週目のスタート。
子どもたちは、どんな表情で過ごしているでしょうか。
笑顔で過ごせていますか?
今週は「子どもの成長を見守る話」
こんなテーマであれこれと書いていこうと思います。
「子どもに○○させる」問題
スポーツ、教育の現場を通して多くの人たちとのご縁をいただいています。
みなさん、本当にありがとうございます。
その中で…
子どもたちを感動させたい。子どもたちの才能を引き出したい。そんな言葉に、とても違和感があります。
というような話がありました。
コーチ、教師が上から目線で子どもたちを引っ張り上げるようなイメージでしょうか。
たしかに教育の現場にも学習指導案というのがあります。
そこにも頻繁に登場するのが「○○させる」
「気づかせる」「話しあわせる」「身につけさせる」が頻出します。
全て大人が主語で、いかにも子どもたちは教え与えなければ何もできない存在かのようです。
ちょっと悩ましい話だと思いませんか。
コーチ、教師は子どもに教え与える存在?
最初にお断りしておきますが、ボクは教え与えることが苦手です。
昭和世代には珍しく、上から目線で教え与えるばかりの先生に出会ったことがありません。
ボクが児童生徒だった頃の話ですが…
だから、コーチ、教師として教え与えるということがイマイチつかめていないのだと思います。
「おいおい!あなたのようなベテランがそれじゃあダメでしょ」
ってお叱りを受けたこともありますが、できないものはできないのです。
なので「○○させる」ということに強烈な違和感があります。
「コーチ!(先生)ちゃんと教えてください!!」
なんて保護者の皆さんから言われたこともありますが、なかなか悩ましいです。
コーチや教師が偉そうに子どもたちに何かをさせてはいけないと思っているから。
「○○させたい」理由はどこに?
「どうしてボクら大人は子どもたちに○○させたいって思うのかなあ」
そんな質問をご縁のある皆さんに質問してみました。
「子どもたちを自分の意のままにコントロールしたいんじゃない?」
「子どもたちのためと思いつつ、自分の価値観を押しつけちゃうからかな?」
「自信がない人で、そういうことでしか権威を示すことができないから?」
なんて答えが返ってきました。
さて…
皆さんはどう思いますか?
「子どもの成長を見守る」とはどういうことなのか。
今週はボクのモヤモヤにご一緒いただければ幸いです。