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これからのスポーツと子どもたち

こえからのスポーツと子どもたち
こえからのスポーツと子どもたち

午後になってやっと青空が見えた丹沢・大山の麓。

今日はスポーツの日ですね。

セントラルリーグCSファーストステージ第3戦を横目にあれこれとやっておりました。

リーグ2位のベイスターズに3位のタイガース勝ちましたね。

明後日からのファイナルステージはどうなるでしょう。

スポーツ観戦は本当に楽しいものですが皆さんはどうでしょう。

子どもたちにとってのスポーツで気になることがあるので少しだけ書いておきます。

気軽にスポーツができる環境ではなくなっている?

我が家の子どもたちは子どもの頃からサッカーを楽しんでおりました。

今でも地域にサッカ-クラブがあり、気軽にボールを蹴り始めることができました。

ところが、最近の子どもたちを見ているとそうではない状況もあるようです。

もともとあったクラブがなくなってしまっていたり…

サッカーの普及によってクラブが乱立し、子どもたちも親たちも過熱気味だったり…

継続するにもお金がかかり過ぎだったり…

習い事としてお金をかけるのは当たり前だというような風潮が気になります。

子どもたちが「引退」を口にする日本のスポーツって?

本来スポーツは、子どもたちの成長にはプラスなはずですが…

大人の関わり方によってはマイナス方向へと作用してしまうことも少なくありません。

子どもの頃から勝つことばかりを植え付けられるような環境もあるのが厄介です。

そこには競争原理しかありません。

我が家のサッカーボーイズ3号の書いた記事にもヒントがあります。

なぜ高校サッカーは面白く"なれない"のか|彼らなくして日本サッカーは成り立たない。|蹴球カムリ
日本の高校サッカーの規模は世界にも類を見ないほどに大きい。 世間からの人気度こそ甲子園には劣るが、毎年の冬の選手権では初戦から多くの観戦者がスタジアムに足を運び、決勝戦は埼玉スタジアムが埋め尽くされるほどだ。(昨年の決勝の来場者数は5602...

久しぶりに会った教え子たちに、小学生の頃に親しんでいたスポーツについて尋ねると…

「あー!引退しました!」

って返されることがしばしばありますが不思議に思いませんか。

スポーツは生涯たのしめるものではないのか?

日本のスポーツはまだまだ競技志向が強い。

だから指導者のみならず親までがヒートアップして数々の悲劇が起きるのです。

もちろん、トップスポーツを否定するわけではありませんが…

強化・育成ばかりに労力を割いているのはいかがなものかと思います。

華やかな世界の陰にはセカンドキャリアの問題や数々のハラスメントの問題もあります。

どんな形であれスポーツは生涯たのしめるものであるはずなのですが…

「する」「みる」「ささえる」全てにおいて欠落した状況があるようです。

特に最近は「お金がないとスポーツを楽しめない」状況になっているのが気がかりです。

どんな人たちであれスポーツを楽しめる環境整備も重要なのではないでしょうか。

例えばしっかりとしたスポーツ指導者養成の仕組みづくり。

さらに一定の条件をクリアした指導者が安心して暮らせる金銭的支援。

そして、何よりもどんな子どもたちであってもスポーツに参加できる枠組みづくり。

スポーツが一部の特権階級が楽しむものであってはなりません。

そんなことを思うスポーツの日でした。