初夏の陽気となった丹沢・大山の麓から鉄道を乗り継いで西丹沢方面へ。
小田急線新松田駅からJR御殿場線松田駅を経由して山北駅で降車。
昭和感満載の駅前空間は穏やかな空気が流れていて何とも心地がよい。
展示されているD52蒸気機関車を見学したり、神社を巡ったりしながら現地へ。
目的地は「こどもとしぜんのがっこう」です。
2024年度の講演活動は山北町からのスタートとなりました。
以前から気になっていた大欅がある八幡神社の先にある昭和レトロ感あふれる民家。
高台にもあり松田町や小田原の国府津方面、相模湾が遠くに見えます。
ゆったりとした庭先で子どもたちがアートを楽しんでいました。
ステキな空間での講演は3つのテーマにそって話をして対話する120分。
保護者の皆さんや教育関係者など20名とのセッション。
「子どもど真ん中」って?
「子どもど真ん中」って言いますが、捉え方は人それぞれですね。
子ども中心だからといって「子ども自身のやりたい」ばかりを優先するわけにはいきません。
「人間」と書くように「人」と「人」の間でボクらは生きていく。
個性というのは社会の中にいるからこそ光るものでもあるわけです。
「その子の個性が尊重され、助け合い、支え合いながら、その子らしく成長できる」
というようなことを意識しながら子どもたちを接することが重要なのではないでしょうか。
今の学校って?
「増える不登校」「教員不足」「画一的な教育」などなど…
課題満載と言われる学校現場ですが全国各地で新たな動きが芽生えています。
そこで、2020年の新学習指導要領で大切にされていることを確認。
ボク自身の体験談や実際に目にしている各地の学校現場の実践について話題提供。
多くの皆さんは子どもたちの通う教育現場しか知りません。
そして教育関係者も様々な実践を知る機会は多くはありませんが…
こうして少しでも多くの人たちに知ってもらう機会があるとよいのではないでしょうか。
どのように子どもと向き合う?
これが本当に悩ましい。
誰ひとりとして同じような状況にはなく千差万別で正解などはありません。
それでも何か共通して心がけておきたいことは何かを探る時間となりました。
「縄文の子ども」と「現代の子ども」を定義して環境の違いについて話題提供。
いきなり社会に放り出されてしまう現代の子どもたち。
親や近所の人たちと過ごす時間が少ないことが教育の現代的課題の遠因かもしれません。
ここでお伝えしたことは…
「できる、できないより、今日はよい一日だったなあ」
ということ。
その日の幸せの中に生きる積み重ねが子どもたちの未来をつくるのです。
「ん?それってどういうこと?」
なんて思ったら是非お声かけくださいね。
スポーツと教育の現場経験をもとにナビゲーターをさせていただきます。
本日の出会いにも感謝いたします。
ありがとうございました。