丹沢・大山の麓から小田急線に揺られて東へ。
中央林間から田園都市線に乗り変えて用賀駅で下車。
徒歩10分ほどで幼少期によく遊びに行った砧公園があります。
すぐ近くにあるのがオルタナティブスクール「HILLOCK」です。
学びのフィールドが砧公園ということもあって開校前から応援中。
「くわさん、なんか授業してもらえますか?」
今回の訪問にあたり、みのさんからオーダーをいただきました。
「時間は?」「何をしようか?」「どんな子どもたちがいるかな?」
そんなことを考えながら無事に到着。
玄関から手を振ると子どもたちが鍵を開けてくれました。
連休明けは落ち着かないものですが、子どもたちは個々の学びに向かっている。
自由度も高いので本当にそれぞれ。
困った状況にずっと向き合い続けている小さな背中もありました。
こういう葛藤する時間は大切ですね。
さて…
「くわさんタイム」は30分。
お決まりの自己紹介からスタートです。
「くわさん」は、子どもたちからは「KUWAMAN」と呼ばれる。
何歳で、どこから、何をしに地球へやって来たのかなんて話をして…
「いやいや宇宙人のわけないでしょ。変身してみて(笑)」
といつものように反応をいただいて本題へ。
「平和を守るために地球にやって来たんだけど、”平和”ってどういうこと?」
というような問いかけから対話がスタートしました。
子どもたちからはポンポンと反応が返ってくる。
「みんなにとってよい状態が平和かな」
「じゃあ、困った時にはどうするの?」
「いつも話し合ってるよ」
そんなやりとりの後に…
「この人数だったらいいけどさ、これが何万人とかいたら大変だよね」
というところから、議会、選挙、民主主義などへ話が広がっていきました。
いきなり大きなことはできません。
だから半径3メートルくらいのところにいる仲間と平和な世界をつくる。
自分たちの世界は自分でつくることができる。
人生の主人公はボクら一人ひとりだってこと。
困っている人がいたら…
「どうしたの?」ってきいてみて。
「どうしたい?」ってことも話してくれたら…
「何か手伝えることある?」ってきいてみるといいよね。
なんて話をして終了しました。
放課後はシェルパ(先生たち)との振り返りタイム。
過去の自分と重ね合わせて、それぞれの皆さんの葛藤と向き合う。
とても楽しい学び多き一日となりました。
HILLOCKの皆さま、ありがとうございました。