北風が吹き雨も降ってきた丹沢・大山の麓。
朝から気温も上がらずに長袖を慌てて着るような火曜日です。
10月、11月は教育に関わる講演を予定しています。
「少子化によって全国各地で進む学校統廃合」
「新たな教育スタイルによる移住促進」
「地域の公共財としての学校の未来」
こんなキーワードが相まってプレゼン作成中。
150年ほど前の学制発布以来の学校像が根強くある。
たしかに一気に国民に教育を浸透させるには必要だった時代もあるでしょう。
国家を強く意識することもなければいけないこともあったでしょう。
その時代にある社会背景の中で人々がよりよく生きることを模索してきた。
「今、こんな世の中で、未来はこうなりますから子どもたちにはこんな教育を!」
って不安を煽りながら膨張してきた教育産業の姿もありますね。
「共創」ではなく「競争」が子どもたちの世界に生きづらさをもたらしているかもしれません。
「昭和のこども」という写真集があります。
10年前に購入してページをめくって衝撃を受けました。
貧しさの中でも笑顔が素敵なんです。
「子どもらしい」っていうのでしょうか…
ここに写っている子どもたちは一体どんな人生を送ったのか興味深い。
ひとそれぞれ生まれた場所も置かれた環境も違います。
本当にいろいろだと思いますが大人の願いはひとつではないでしょうか。
「しっかりと自分の人生を歩んでね」
誰もが唯一無二の人生を送ります。
金太郎飴のように切っても切っても同じ顔が出てくるような教育ではいけません。
今日の画像は同じ教室で同じ時間に全くちがうことをやっている7年前のボクの教室。
子どもたち一人ひとりが自分の課題に自分のペースで取り組んでいく。
算数プリントに取り組む子の横で国語の課題に取り組む子がいて…
その向かいで卒業に向けたランドセルの絵を描く子もいる。
小学校教諭時代の実践を紹介した書籍はこちら↓
「チャレンジ・リスペクト・スマイルのある教室」
それはいつの時代も、どこでも求め続けられている教室像なのではないでしょうか。
「一人ひとりの物語を大切にした教室」
みんなで考えて実践したら不登校はなくなるはずだと信じています。
おっと…
プレゼンを仕上げないと(汗)