運良く群馬県の北部にある水上を走ることができました。
ここには上越線水上駅があります。
高崎へ向かう始発列車を見るために宿から朝ラン…
涼しい風が吹く中で走るのは気持ちいいものです。
JR水上駅にほどなく到着。
駅員さんが朝の準備をしています。
谷川岳に向かう山間にある駅は何とも郷愁を誘います。
新潟側から長いトンネルを抜けて水上に到着する。
あるいは群馬側から長いトンネルを抜けて越後湯沢に到着する。
上越新幹線が開業する以前には、たくさんの人を運んだであろう線路。
スキー客だったり、集団就職で東京に向かう若者だったり…
あれやこれやと想像しますが、今や一日5往復の閑散区間だとか。
谷川岳を貫く路線には敷設の苦労や歴史の重みを感じるのです。
急勾配を上るために工夫されたループ線がある越後と上州の国境付近。
こんなのを考えた人たちは本当に凄いと思うのです。
山間部をぐるっと一周しているなんて驚くほかありません。
高崎へ向かう始発列車は2両編成でした。
日曜日の朝ということもあったのか乗客の姿はありません。
平日は、高崎方面へ向かう高校生や仕事に向かう人々を運ぶのでしょうか。
あれやこれやと考えながら、温泉周辺を走ります。
関越自動車道や上越新幹線で通り過ぎてしまう地域でもあるはず…
こういった地域が全国各地にあるのだと思うと複雑な気分になります。
人が行き交うことは大変なことだということ。
たくさんの先人の苦労があって今があるということ。
忘れてはいけないことがたくさんありますね。