朝ランを終えて近くの田んぼに目をやると稲穂が出ています。
この時期の田んぼの姿は、子ども時代の夏休みを思い出すので不思議です。
父の実家は新潟県中魚沼郡津南町にあります。
信濃川近くの河岸段丘に建つ雪国の一軒家。
夏には川まで降りて、魚を釣ったり、突いたり…
向こう岸のトンネルを抜けてやって来る飯山線の車両、わき水で冷やしてあるスイカ…
田んぼ脇にある木にとまるセミの抜け殻…
キリがありません。
子どもの夏休みには「発見」がたくさんありました。
初めて見る物、触れる物、毎日がアドベンチャーでした。
発見から興味深く感じたことを、探求していく。
これも楽しいことです。
思えば、自然の中でしか味わえないことばかりだったと思うのです。
現代の子どもたちは、どうでしょう?
自然の中で遊ぶことを通して、いろいろな発見をしているだろうか。
もともと野生だったはずのヒトも、現代文明によって自然の中で生きることを忘れてはいないだろうか。
どんなに勉強しても、自然の中で遊ぶことを通して学ぶことには変えられない気がするのです。
「発見する力」や「探求する力」なども自然の中で養うのが一番だと思います。
一番は学校じゃないよね。