ちょっぴり春めいた土曜日、U-13はTRMを圏央道の脇にあるグランドで行いました。
テスト中の選手たちもいるので小学生を含めて19名の参加。
これからグングン伸びていく選手たち…
個人の持つ最大限の力を発揮して成長するには、ポジティブな言葉かけは欠かせません。
それぞれの子どもたちにとってのサッカーだということを忘れないようにしましょう。
指導者のみなさん、あれこれ話しすぎていませんか?
指導者がついついやってしまうのが話しすぎること。
経験があればあるほど、子どもたちの状況などはお構いなしです。
それぞれの子どもたちの理解度なんて無視してサッカー論をぶちまけます。
ボクも若い頃はそうでした。
ピッチの中にいる選手たちと違って外から見ていますから、いろいろと見えちゃう。
だからポジションとか細かく指示しちゃったりする。
言われたとおりに選手は動くんだけど理由は分からない。
ボクはボクで、それで上手くいくもんだから満足しているわけです。
その繰り返しですから選手は自分たちで考えないし楽しくありません。
やらされ感たっぷりのサッカーのできあがりです。
相手チームに徹底的にやられてしまったときには、更にヒートアップしてしまうわけです。
指導者のみなさん、熱くなってイライラしていませんか?
子どもたちが思うように動けていないとイライラが募ります。
「なんでそんなことができないんだ!練習でやっただろ!」
「お前、やる気あんのか!やる気がないなら帰れ!」
「お前にはムリだ!サッカーなんかやめろ!」
とか言ってしまうわけです。
若い頃のボクもそうやって子どもたちを傷つけてしまったことがあります。
気がつかないうちに指導者の顔色をうかがってプレーする選手たちにしてしまいます。
ずっとネガティブな言葉をかけられていると選手だってイヤになります。
大好きなはずのサッカーが嫌いになるわけです。
最悪の場合、やめてしまうなんてことも…
そりゃそうですよね。
コーチの満足のためにサッカーをやらされている感じになるわけですから…
それぞれの子どもたちにとってのサッカーを大切に
JFAの指導者ライセンス講習会でも頻繁に耳にする言葉あります。
Players First
指導者のために選手がいるわけでなく…
チームの単なる駒のひとつとして選手がいるのではなく…
保護者の満足のために子どもたちがサッカーをしているわけでもありません。
一人ひとりの子どもたちにとっての楽しみ方があるのです。
ベンチから怒鳴っていたボクも、今では静かなもんです。
指導者として学び続け、子どもたちを見ているうちに随分と変化しました。
どこがターニングポイントになったのか覚えていませんけれど…
指導者として心がけていることはいくつかありますが少しだけ紹介しますね。
選手から何が見えているか感じ取ること。
一人ひとり見えていることやできることが違います。
ましてや中学生ですから成長の度合いも大きく違うのです。
そんな個々の選手の成長段階を見極めた上で選手に疑問を投げかけるのです。
「今、こうなっていたよね。」
「どうすると良かったと思う?」
なんていう具合に話をして答えは自分で見つけてもらうようにします。
そして、何よりも大切にしたいのはポジティブな言葉です。
それぞれの子どもたちにとってサッカーを大切にしましょう。
Enjoy Football.