両親から住所を聞いて生まれてから幼少期を過ごした場所へ行ってみました。
よそ通り建物は建て変わっていますが反対側の家は変わっていないようです。
路地も狭く閑静です。
あまり車も通過しない平和な感じです。
母曰く、この京王線の踏切を渡ってボクを乳母車に乗せて散歩するのが楽しみだったとか。
ひっきりなりしに遮断機が下りますが、なんだか懐かしい感じがします。
まっすぐに伸びる道は、商店街を抜けて甲州街道へ通じています。
当時はなかったであろうスーパーやチェーン店もありますが、小さな店も点在。
文房具屋さんや花屋さんは、当時からある店構えです。
文房具屋さんは児童用ノートがキレイにみえるようにディスプレイされていました。
狭い路地なので車がやって来ると少し危険な感じになります。
もともと自動車が走るなんて考えてなかったでしょうから仕方ないですよね。
甲州街道を渡ってから左折して進むと玉川上水があります。
なだらかな坂道を下って右折すると旧東電グランドへ到着します。
東日本大震災の後に杉並区へ売却されて公園になっている場所です。
入口近くに井戸があります。
これは昔からあったと思われるので触れたことがあるでしょうか。
小さな女の子が、ずっと楽しそうにレバーを触っていました。
一生懸命になって水を出していて何とも微笑ましかった。
広大な敷地に公園が広がっていて家族連れで楽しむ人たちであふれていました。
ボールを蹴ったり、バットを振ったり、追いかけっこをしていたり…
よちよち歩きの子を温かく見つめる姿があったり…
とても和やかな気持ちになります。
公園の東側に球場跡が残っています。
ここも後に多目的広場になるようですが、往時を偲ばせる場所。
小さなボクも足を踏み入れたと思われる場所です。
時代の移り変わりは仕方がないけれど、少し残念な気持ちになりました。
神田川の橋から公園を眺めてみました。
夫婦と思われる二人が東電グランドだったことについて話しながら通過していきます。
そう…
ここには確かに東電グランドがあって、そこで遊んでいたことがあるんだ。
下高井戸運動場でサッカーを終えて帰路に着きます。
何となく散歩を終えて両親と一緒に帰るような気持ちで踏切を眺めてから電車へ。
いろんな思いを抱いてくれていたんだろうな。
そんなことを今になって感じるわけです。
子どもたちを支えるって大変なことだな。
もっと精進しなくちゃね。