昨日、今日と長野県南佐久郡佐久穂町に行ってきました。
昨年の11月から現地入りしているスタッフの案内もあり、どこへ行くにもスムーズでした。
地域を歩き回り多くの人たちと話せたことが二日間の大きな収穫です。
どこへ行っても温かく迎えてくれて、あれこれと優しく教えてくれる。
厳しい指摘もあるのに、すーっと入ってくる心地よさがあるのです。
なんともありがたい話です。
昨夜、お世話になったラーメン屋さん…
東京の亀戸で40年、佐久穂に戻って20年という老舗に立つ人生の大先輩たちがいました。
高度経済成長期を支えた御兄弟です。
地元の歴史や東京の当時の様子などを話してくれました。
私の両親が上京してきた時代と重なり、あれこれと考えさせられました。
「あー!そういえば子どもの頃って、こんな店が多かった気がする。」
ただ、ラーメンと餃子を食べるだけではない。
あれこれと会話も楽しめるのが何とも心地よいのです。
忘れかけていたものを教えてくれたような気がします。
地元の人たちは、いろいろな作物を計り知れないほど緻密に計画して作っています。
私なんぞには到底把握することはできない知恵と努力があることを思い知らされます。
「やってみたら、たまたま上手くいくことがあるよね。それはそれでいんだ。」
「それでも、私らのように何十年やっていても上手くはいかないことがあるもんだよ。」
「作物だって個人差みたいのがあるでしょう。」
「だから、毎回のように同じにはならないんだ。」
「まずは、土作りがからが大切だよ。」
「ひょっとしたら上手くいかないかもしれないけれども…まずは始めてみることだよ。」
出会う大先輩たちの言葉は、とても貴重なものばかりです。
この二日間、とても大切なことを再確認させられた気がします。
あんなカッコイイ大人になりたいよなあ。