6月がスタートしました。
大日向小学校は分散登校3週目を迎え、今週から各クラス週2回の登校となりました。
早く通常登校としたいところですが焦らずオンラインと併用です。
朝は玄関先で子どもたちを迎えるのが日課です。
学校へ続々とやって来る子どもたちを眺めていたら、気になる花がありました。
「あれ、なんだろう?」
「実じゃないよね?」
なんて近づいてみると花なんです。
あれこれとググってみたら、なんと「サラサドウダン」
サラサドウダン
学名:Enkianthus campanulatus
和名:更紗灯台、更紗満天星
花言葉:「明るい未来」「喜びあふれる」
お隣の小海町では町の花です。
そういえば校門の数メートル左に「さらさどうだん」と書いてある古い石碑があります。
「なんでここに?」
と不思議に思っていたのですが、どうやら花言葉にも関係がありそうです。
ここ大日向は戦前、満蒙開拓団の先駆けとして分村移民をした村で有名です。
映画「大日向村」は国策映画として上映された歴史もあります。
当時の小学校では移民教育が行われ、小さな子どもたちも満州へ渡りました。
終戦後、満州へやって来たソ連軍に追い立てられた悲劇の記憶も残る地域です。
戦後は平和を願う気持ちが特に強かった地域だと聞きます。
昭和20年代の子どもたちの写真は、不思議にも笑顔があふれています。
今よりは確実に懐事情はよくないはずなんですが、なんだか生き生きとしている。
そんな子どもたちの未来を想像しつつ、平和への願いも込められた花なんでしょうね。
そうだな、ボク自身も子どもたちの「明るい未来」を支えたい。
そして、「喜びあふれる」子どもたちの笑顔を見たい。
そんなことを強く思った6月の初日でした。
それにしても可愛い花だな(笑)