今日は何だか気温の上昇と共に蒸し暑さを感じた丹沢・大山の麓。
早朝からの事務仕事を終えて、列車に乗って旅に出ることにしました。
とりあえず直感で乗り換えることにして、最初に降り立ったのは海老名駅。
ここ数年、開発ラッシュで活気のある海老名市は国府が置かれていた町。
その昔の海老名駅といえば、小田急線と相鉄線を繋ぐだけの連絡駅。
それが今や大型ショッピングモールにマンションが目立ちます。
南口だけが開けていたのですが近年は北口も賑やかです。
JR相模線海老名駅(1987年に新設)へのアクセスもよくなりました。
その相模線に乗って南下することに…
ボタンを押して乗降するローカル色のある単線。
車窓から見える景色は田園地帯と住宅地、そして圏央道の高架。
途中の寒川町倉見地区の新幹線新駅構想はどこへやら…
終点の茅ヶ崎駅からは東海道線で西へ。
相模川の鉄橋から見える景色はお気に入りでもあるから
平塚、大磯、二宮とJRらしい景色が続く。
小田原まで行く選択肢もあったのだけれど国府津で降りる。
御殿場線の乗り換え時刻まで時間ができたので海へ歩くことにしました。
国府津の海は、何でも投げ釣りのメッカらしく昼間でも釣り人がおりました。
頭上には西湘バイパスがあるので日陰もあっていいかもしれません。
何だか今日の海の色は夏にしてはきれいに見えました。
JRの地方駅あるあるな光景を目の当たりにしながら再び駅方面へ。
その昔、国府津館というレトロな旅館があったのですが現存せず…
近くで火災があって、その後に閉館とは聞いていたけれど残念ですね。
小田原市の一部でもあるのですが、このエリアの未来はどうなのでしょうか。
駅前には商店街があって、ここだけでも経済が回っていたはずなんだけれども…
ここから今度は御殿場線で北上します。
今では裏ルートみたいな扱いですが、その昔は立派な東海道線なんです。
小田原を通って沼津へ行けるようになったのは丹那トンネルが完成してから。
ローカル線のような風情があるけれど歴史的にも重要な路線なんです。
曽我の梅林と田園地帯を抜けて丘陵地帯沿いに北上すると松田駅に到着。
ここも昭和を感じさせる風景があるのですがマニラ食堂は看板だけ残っている。
「なんでマニラ?いったいどんな食堂だった?」
佐久穂町役場近くの平和食堂くらい気になる…
JR御殿場線は松田駅、ちょっと歩いて小田急線新松田駅。
実は小田急線は特急が御殿場線に乗り入れているんです。
最近は、御殿場のプレミアムアウトレットへ向かう人たちも…
将来的には小田急が買収するというような話もある。
まだまだ山北あたりは開発の余地がありそうなので今後の展開に注目。
新松田駅からは山と川を望みながら秦野方面へ。
トンネルと抜けると渋沢駅。
山登りの人たちが多くやって来るだけでなくZARDの曲が流れることでも有名。
そこから丹沢・大山の風景を眺めながら東へ進むと秦野駅です。
どちらもずいぶんと大きな駅になりましたよね。
秦野盆地を眼下に見下ろして列車は更に東へ。
少しずつ下り坂になってトンネルを抜けると住宅街の向こうに弘法山が見える。
今日は東海大学の学園オリンピックに来ていた高校生がホームに多数。
大学生がいないと少し寂しい駅なんだけれども…
50年近く前とは景色もずいぶん変わりました。
まあ、半世紀も経っているわけですから当然といえば当然なのですが…
結局、神奈川県の西部をグルリと鉄道で回った感じになりました。
次は、真鶴や湯河原、そして箱根、さらに大雄山方面にも行ってみたい…
列車版Feel度Walkも楽しいものです。
列車に揺られながら秦野の未来を想像できたのもよかったかなあ。
それにしても暑い木曜日…
熱中症には細心の注意を払うようにしましょうね。