子どもの体力低下が叫ばれるようになってから、各都道府県では体力向上に関する取り組みが行われています。
子どもたちの体力を測る指標としては「新体力テスト」があり、学校での取り組みの成果として数値が上がっていけば良いとい空気があるようです。
おまけに「体力向上の取り組みは、学校で積極的に取り組みなさい」と言う …
これは間違いではないでしょうが、学力向上に躍起になっている学校現場では二の次であることが現状でしょう。
現場の先生たちの中には、多様な子どもたちに対応するために授業を成立させることすら困難な人たちもいるわけです。ましてや何でも学校でやろうとする万能論は、正直言って厳しいのではないかと思うのです。
ですから残念ながら体育の授業や休み時間の外遊びだけでは限界があるでしょう。
これからは、学校体育と地域スポーツとの融合は必須かと思います。
日本の学校は校庭やプールもあれば体育館もあるわけで、施設としては整っているわけです。
地域の少年団などのスポーツ団体だけでなく、少しハードルを低くして気軽に楽しめるスポーツコミュニティが各校にあったら体力向上にも有効だと思うのです。
体力向上が、健康的な生活を送るためにも大切なことは誰でもわかります。
基本的な生活習慣をしっかりとして、早寝・早起き・朝ご飯が大切なこともわかります。
こんな大切なことを学校だけに任せておいていいはずがありません。
もちろん、発信者は学校でもいいのかもしれませんが、みんなで取り組まなければならない大切な問題です。
新体力テストの数値が良かったらOKなどという軽いもんではないはずです。
豊かなスポーツライフを通して健康的な生活を送るためにも、子どもたちのスポーツ環境は改善する必要があります。
そのためには、学校に頼るだけではだめです。
専門家の力を借りましょう。部活動だって正直言って、きちんとやれていないところが 多いのですから…