朝、実家に立ち寄ると鷺草が咲いていました。
「ああ、こんな季節なんだな。」
子どもの頃と言えば、毎年のように会津へ帰省する夏休みがありました。
目の前には田んぼと用水路があり、家の裏にも田んぼ、その先には磐梯山が見えます。
どじょうを取ったり、いろんなことをして遊んだものです。
ちょっと駅寄りのアパート前を流れる用水路に落ちて流された経験も…
後で聞いた母からの話では、ホントに危なかったらしい。
落ちたときの水の中を覚えているのが不思議。
もしも、助けてもらえなかったらボクは50歳になっていない。
そんな話はいいとして(笑)
鷺草は、亡きばあちゃんが一生懸命に育てていたものです。
母が運んできて、丁寧に世話をして夏に咲く花です。
「ちゃんと世話できるなら、持って行くかい?」
という母の一言に、
「今はいいよ。ここで見るのが楽しみだからね。」
って応えておきました。
鷺草を見ると、いろんなことを思い出すのです。
頑固すぎるじいちゃん、いつも笑っているけど厳しかったばあちゃん。
初孫ってのもあるでしょう。
ホントによくしてもらったなと思うのです。
どんな時でも、ちゃんと存在を認めてくれる。
頑張ったら、その行動を褒めてくれる。
結果が出たら一緒に喜んでくれる。
そうやって孫と寄り添ってくれた祖父母です。
そして、親戚の皆さん、お世話になった皆さん…
全ての人に感謝したい。
ずっと鷺草が咲いているといいね。
受け継がれるハートは大切にしよう!
Good Luck.