「教室にベンチっていいですね!」
はい、いろんな先生たちに言われます。
「実は、興味を持っています!」
はい、これもいろんな先生たちに言われます。
「じゃあ、置いてみたら?」
「・・・」
こんな会話を散々やってきました。
なかなか教室の環境に手を加えるってことは大変なことは理解しています。
ボクはやっちゃいましたよ!
そろそろ5年が経過します。
2012年の夏にオランダで見た光景が衝撃的でした。
「ああ、ベンチがあるっていうのはこういうことだね。」
「床サークルをやっている場合じゃない!」
ということで帰国後に校務整備員さん、地元の材木店に相談して導入へ。
このベンチですが…
おかげさまで、関東近県の先生たちも作りにやってた歴史があります。
ほら!こんな人も(笑)
今年度は、ついに学年全ての教室にベンチを導入。
みんなでワイワイとにぎやかに楽しんでいます。
ところで…
サークルベンチを入れると何が起こるかっていうと…
今日は3つだけ紹介しますね。
だって書き切れないから(笑)
1.子どもたちは自然に仲良くなります!
ベンチがあると集まる機会が増えます。
みんなでワイワイ話したり、ベンチを動かして遊んだり…
自然と会話も弾むので、わざわざ仲良くさせるための技なんていりません。
ある子のメッセージに…
「クラス替えになってドキドキしていたけど、すぐに安心できました。ベンチもあるし、KUWAMANはみんなが仲良くなる魔法を持っているね。」
なんて書いてありました。
いやいや魔法じゃないんです。
ベンチがあるだけ!
トラブルだって起こりますが、ベンチに座って対話すれば解決します。
「いじめ?」
まあ、起こりにくいでしょうね。
「いじめはダメだぞ!」
なんてキャンペーンをしている暇があったらベンチを置いてください。
みんなの多様性を認めやすい空間になりますから!
2.もう一つの学習スペースで楽しく学べます!
自分の机だけじゃなくて、もう一つの学習スペースが生まれます。
例えば、国語で感想文を書く。
書き終わった子たちが集まってきて、みんなで読み合う。
ひとしきり交流したら自分の机に戻って感想文をバージョンアップする。
算数の時間には、ベンチにプリントコーナーや○つけコーナーができます。
時としてホワイトボードで学び合うコーナーも子どもたちが勝手に開設します。
45分間、ただ座っているだけじゃなくて…
ちょっと立ち上がって歩くだけで、気分もリフレッシュする効果もあります。
大人だって、ずっと座ってたら息も詰まりますよね。
ちょっと歩き回れるくらいでどうでしょう?
え?トラブルの元?
そんなことは杞憂ですから、どうぞご安心ください。
3.「こうしなさい!」って指示から脱却できる!
先生として変な力を入れて語る必要もありません。
上から目線の話にならないのって大切だと思いませんか?
ベンチに腰掛けて話し始めるだけで、ゆったりとした気分で語りかけられるようになります。
こちらが穏やかならば、子どもたちだって穏やかになります。
極端に言えば子どもに話を聞かせる技術なんて不要です。
ベンチを置くだけ!
「おーい!話していいかなあ。」
ってのは時々あります。
みんなで集まっていると楽しいですから、会話が弾んじゃっていたりする。
そんな時は…
「ごめん、そろそろいい?」
なんて言ってから連絡事項や伝えたいことを話しています。
まとめ
教室にベンチがあるだけで…
- 子どもたちが自然と仲良くなる!
- もう一つの学習スペースで楽しく学べる!
- 「こうしなさい!」って指示から脱却できる!
どうですか?
サークルベンチ、置いてみませんか?
もっと知りたい方は、御連絡ください。
ここでは、書き切れないエピソードがありますよ。
以上、
「え?まだベンチ入れないで消耗してんの?」のお話でした。