道端に同じ種類の花が咲き誇っています。
ボクには何の花かわかりませんが、綺麗な花は太陽に向かって綺麗に咲いています。
ざっくり見たら、「○○の花」
遠目から見たら、どの花も同じにように見えるかもしれません。
でも、よく見ると違うんですよ。
太陽に一番近い花もあれば、葉っぱに隠れて咲いているのもある。
大きさも違えば、花びらの姿も微妙に違うのです。
一つひとつを丁寧に観察したら、さらに違いに気づくはずです。
さて、教室の子どもたちはどうでしょう?
みんな「子ども」であることは間違いがありません。
だからといって、みんな同じ方法で学ばせるってのは考え物です。
この花たちのようにそれぞれ咲いている場所が違う。
そもそも、それぞれが生きている環境が違うし、得意分野だって違う。
だから、感じ方もそれぞれです。
それなのに、みんな一括りに考えてしまいがち…
「だいたい、これくらいの子たちなら、この程度のことはできるよね。」
みたいな感じで基準を示して評価するなんてことがあるわけです。
「○○さん、お日様の近くに元気に咲いていて偉いね。」
「△△さん、葉っぱの陰に隠れているけど大丈夫?もうちょっと頑張って咲かない?」
なんてことになって優劣をつけちゃう。
比べるための平均点とかがあって、上か下かとかを気にして生きている。
どこにいようが一生懸命に咲いていることは認めてもらえないんですね。
たしかに一番大きく太陽に近いところで咲いている花は目立ちますから人気者。
そこを基準に考えて、他はダメだみたいな感覚は変です。
葉っぱに隠れて、そっと咲いている小さな花も綺麗だし生命力があります。
「みんな同じ」じゃないんです。
忘れてはなりません。