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ジュニアスポーツの危機と子どもたちの遊び

それぞれに活躍の場を!

それぞれに活躍の場を!

ここのところ学校の話題が多かったのですが、久しぶりにスポーツの話題から。

「ジュニアスポーツの危機と子どもたちの遊び」

そんなタイトルをつけてみたのには理由があります。

こんな記事を読みました。

ロッカールームトーク日本のゴルフ存続の危機いま私たちにできること

そのためには世界で活躍する選手、スターを育てることが欠かせません。これはどの分野でもいえることです。テニスの錦織圭選手、将棋の藤井聡太四段、フィギュアスケートの羽生結弦選手ら傑出したスターが登場することで、その競技に注目が集まります。これを機に、その競技をやろうという人が増える→競技人口が増える→関連産業が活性化する――という好循環で回るようになります。

「あれ?なんか違うんじゃね?」

というのが正直な感想です。

「ジュニア期からスター選手や東大に入れるような子どもを育てよう。」

みたいに聞こえてしまう。

こういう思考回路がスポーツ界や教育界で蔓延しているからダメなのです。

野球やサッカーだってスター選手が数多く出てきても競技人口は減っています。

そもそもスポーツって遊びです。

誰もが日常を離れて楽しめることが大切なはず…

ジュニア期でさえ競技志向が高まって気軽にスポーツを楽しめなくなっている。

スポーツや教育の現場に長年いて感じることです。

「小さな頃から一つの競技ばかりで、多様なスポーツの機会に恵まれない。」

そんな課題もあります。

スター選手も小さな頃から練習を重ねてきたのは事実でしょう。

でも、彼らはちゃんと多様なスポーツや習い事に触れている。

この辺りは大学院の同期でもある杉山さんの著書や論文を参考にされたい。

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日本の若手トップアスリートにおける 両親の教育方針に関する一考察

「○○選手はジュニア期から厳しいトレーニングを重ねて結果を出した。」

メディアでは、そんな取り上げ方をされるので親は勘違いをするのです。

清宮幸太郎くんは、野球ばかりやってきたか?

そんなことはありません。

未だに現役の高齢ゴルファーたちがゴルフを始めたきっかけは?

会社の付き合いとか、そんな感じで少しずつ楽しくなったのではないでしょうか。

気軽に楽しめる人たちがいたから競技人口を維持できた。

年々、競技志向が高まり加熱するジュニアスポーツ界。

一定の競技レベルを求められ、できなければ切り捨てられる。

そんな感覚では、中学校や高校でスポーツを続けるのも困難になっていきます。

育成優先主義ではダメなんです。

誰もが気軽に楽しめるエンジョイ層を増やす努力をするのが先でしょう。

サッカーで言えば「育成が先か?普及が先か?」という話です。

育成も大切なのですが、やっぱり普及が先だって思うのです。

思い切ってゴルフ界全体でゴルフ場を開放しませんか?

例えば、御殿場周辺のゴルフ場が手を組んでファミリーゴルフイベントを開催する。

ゴルフセットは、各メーカーに貸し出してもらう。

ハーフで十分なので家族で富士山を眺めながらボールを追いかけてみる。

そんなことをしてみたらいいと思っています。

芝生の上は気持ちいいし、やってみたら楽しいはずですからね。

「安価で楽しめるゴルフ場があって、家族で楽しめたらゴルフ人口は増える。」

ゴルフを他競技に置き換えて考えてみてください。

またはクラブでもOKです。

「安価で楽しめるサッカー場があって、家族で楽しめたらサッカー人口は増える。」

「安価で楽しめるクラブがあって、家族で楽しめたらクラブメンバーは増える。」

子どもたちが家族に見守られながら安全に安心して遊べること。

これがジュニアスポーツ活性化の鍵だと思っています。

スポーツも教育も環境が大切です。

Enjoy Sports!

桑原 昌之

スポーツ、教育、暮らし&まちづくりなど自由気ままに。
教育研究家・秦野市議会議員
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