最近になって折り紙をする子どもたちの姿が見受けられます。
男女分け隔てなく集まって鶴を折っている。
と思ったら、こんなのも折っていました。
「カブトムシ」
他にもボクには考えられないような折り紙を折っている。
「これ、難しくね?」
「ここ、分かんないよね。」
「こうすればいいんじゃない?」
「うぉー、ダメだー!」
「よっしゃーできたー!」
なんて話しながらワイワイと話している光景が微笑ましいです。
ところで、折り紙のメリットって何だろう?
そんなわけで調べてみました。
・忍耐力、集中力が育まれる
折り紙は集中して折り続けることで完成させることができます。途中で分からなくなりつまずいてしまった時に、あきらめずもう一度やってみようとすることで忍耐力が育まれるのです。また、折り紙は細かな作業の繰り返しなので、手元へ関心が集まって集中力も育めます。・思考力、想像力が育まれる
最初は保護者に教えてもらったり、本を読んだりしながら、手順に従い折り始めます。そして、慣れてくると次第に完成形を想定し折ることができるようになります。
口述で教えてもらう場合は、どのように折れば相手と同じようになるのか想像力を働かせて折り、同じ動作をしようと記憶するため、記憶力も育まれます。どうすればそうなるのだろうか、ということを考えるようになり、折り方による形の違いを理解し、どんな形になるのかなど完成形までを想像するようになるのです。どの色を選ぶのか、たくさん作るのであれば色の組み合わせはどうしようかなど、完成形を想像することでも、想像力が育まれます。
また、折り紙の本には、複雑な図形が描かれています。その図形に慣れていくと、立体的な折り図からどのように折れば教本通りになるのかといった思考力を養うこともできます。将来、数学をする年齢になったときには、ひとつひとつの論理を積み上げ証明する論理的思考力が必要です。全体を俯瞰しながら進めていく折り紙では、自然と思考力を身につけられるようになります。・手先のトレーニングになる
折り紙は細かい作業が必要になります。さまざまな方向へ10本の指のどの指を使い、どのように折るのかなどを考えながら指先を動かします。
出来上がりをキレイにしたいと思った場合は、端と端をきっちりと合わせて折ることが必要になるため、上手な人の真似をしたり、自分なりに工夫したりします。このような細かい作業に取り組むことが、手先のトレーニングに繋がるのです。・空間認知能力が鍛えられる
一般的に知られているのは、折り紙を使っていくことで空間認知能力が鍛えられることです。空間認知能力とは、視覚でとらえた距離感や奥行などを空間のイメージとして立体的に再現したりすることです。空間認知能力を鍛えるさまざまなトレーニングがありますが、折り紙は手軽で、お子さまでも遊びながら身につけることができます。・コミュニケーション力を育む
みなさんは、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に折り紙を楽しんだ思い出はないでしょうか。折り方を教えてもらったり、完成した折り紙を交換したりするなど、さまざまな楽しみ方があります。
折り紙は幅広い年代で親しまれているため、保護者以外の人とのコミュニケーションを図るきっかけにもなります。折り紙を通していろいろな人と触れ合うきっかけを作ることで、自然とコミュニケーション力を育むことができるでしょう。
また、近年、折り紙は海外でも注目を浴びており、日本の文化の中でも人気の1つとなっています。お子さまが大きくなった時に、海外交流の手段の1つとして役立てられるよう、親しんでおくのもいいかもしれません。
なるほどなあ。
複雑な作品を折ることができたときの達成感もたまらないのでしょうね。
「見て!こんなのできたよ!」
って6年生だって無邪気に見せてくれます。
子どもたちって遊びの天才。
なんとも微笑ましい11月の最終日でした。
明日から師走…
どんな12月を過ごすのか、とても楽しみです。
Good Luck.