子どもたちが走り回れる校庭を考える。

もしも校庭が芝生だったら

来春に向けて開校準備中の校庭を歩くのが日課になっています。

長らく使っていないというのもあって雑草は伸び放題です。

時々、草刈り機をブンブンと唸らせているものの子どもたちが走り回れる状況ではない。

雑草を綺麗に刈るだけでも良い感じにはなるのですが、ちょっと中途半端です。

子どもたちが走り回れる校庭にするには、どうしたものかと考えます。

考えられる方法は2つです。

とにかく草刈りして砂をまく

草を刈り続け、本格的な冬の前にH溝を軽トラなどで引っ張って雑草を引っ掻く。

これである程度、雑草も除去できることになります。

その上で砂をグランド全体にまいてトンボなどで均等に広げていく。

小学校現場やサッカーの現場で長らくやってきていた一般的な方法です。

砂は風で飛ばされたり、土にしみこんだりしていくので、再投入が必要となります。

前任校では年に2回はやっていたでしょうか。

強風で舞い上がった砂埃は、校舎の中に侵入したり近隣に迷惑をかけることも。

水たまりができればできたで、グランド整備も頻繁にやらないといけません。

そして、土や砂のグランドは転ぶと痛いですよね。

休み時間を終えた後、保健室は大賑わいになります。

草刈りをしつつ芝生を植える

雑草は生えるものだという前提に立って、その上で芝生を植えていけるといいですね。

芝生といってもゴルフ場や公園にあるような管理が大変そうな綺麗なものではなくていい。

サッカーの試合で雑草を刈っているだけのグランドでプレーすることもありました。

「お!今日のグランドって芝生じゃん!」

喜んで近づくと芝生ではなく雑草を綺麗に刈り込んでいるグランドだってことがあるのです。

それでも十分すぎるほど安全に気持ちよくプレーができます。

芝生を植えた上に雑草も一緒に刈ることにもなるので綺麗な緑のグランドになりますよね。

そして、何よりも転んでも痛くない。

散水は必要になりますが、山から来ている水を活用できそうなので心配はいりません。

JFAグリーンプロジェクトを活用したい

さて…

問題となるのは導入コストです。

芝生を校庭全面にと考えると、とても費用がかかるような気がします。

そこで、活用を考えたいのがJFAグリーンプロジェクト

「JFAグリーンプロジェクト」では、手軽に芝生化できるポット苗の提供や、芝生の育成・管理のノウハウを提供するなど、具体的な活動も進めています。これまで、維持管理が難しく、費用もかかると思われてきた校庭の芝生化も驚くほどのスピードで広がりつつあり、JFAとしても、その一助を担いたいと考えています。

運搬コスト(場所によって2万円〜15万円)はかかりますが、ポット苗は無償提供されます。

「ポット苗方式」による芝生化とは、ポットの中で30日間ほど育てた芝生(ティフトン芝)を田植えの要領で、50cm間隔で植えるもので、2ヶ月ほどでその間隔が埋まり、一面の緑の芝生になります。ティフトン芝は生長が早いため、日常の管理では芝刈りが欠かせませんが、大掛かりな工事をすることなくグラウンドを芝生化できるひとつの手法です。

しかも、みんなで植え付け作業ができるので地域コニュニテイの創出にも繋がる。

日々の管理も含めて、みんなの公共の場である校庭をつくれたら嬉しいですよね。

ちょっと気がかりなのは寒冷地であることです。

ポット苗方式では、ティフトン419(バニューダグラスの一種)という暖地型の芝生を用いて芝生化する手法です。2009年度、青森県の弘前市で実験し、十分に生育しましたが、東北地方や北海道などで冬の最低気温がマイナス15℃以下となる寒冷地では上手く生育しない可能性がありますので、申請書には対象地の正確な所在地を明記してください。

というような記述も見られます。

果たして、ティフトンは無事に生育するのでしょうか。

調べてみたら川上村の五光牧場(標高1300m)でも実績がありました。

近隣でもある川上村でもできるんですから大日向(標高900m)でも大丈夫でしょう。

緑の芝生と子どもたちの遊び場

みんなで植え付けた芝生が伸びていく。

自走式の芝刈り機が動き回って、年ごとに強くなるティフトンが成長する。

そして年を重ねるごとに綺麗な緑の芝生が広がっていく。

冬になるとオーバーシードもしながら大切にグランドが活用されている。

その傍らに子どもたちと一緒に考えた楽しく遊べる遊具があったら最高です。

安心して思いっきり遊べる空間は、子どもたちの外遊びを活性化させます。

何よりも自然の中で遊ぶというのは、子どもたちの成長にとっても大切なこと。

そして、地域の人たちも気軽に散歩ができるような場所になったらいいなあ。

みんなで知恵を出し合って、訪れる人たちがハッピーになれる校庭へ。

そんなことを考える一日はワクワクしますね。