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机を蹴り倒していた若かりし頃の痛い話

机を蹴り倒していた頃の話

机を蹴り倒していた頃の話

ここ数年、ありがたいことに過去の実践について話をする機会をいただいています。

「どうして、こんな実践をするようになったのか?」

「ここまで至るまでに悩んだことはなんだったのか?」

過去を振り返ることは苦手なボクですが、一生懸命に思い出しています。

とてもじゃありませんが、綺麗な物語はありません。

今日は、初任だった学校で机を蹴り倒していた映像が蘇ってきました。

あれは何だったのでしょうか?

平成4年に新採用になったボクは、市内、いや地域でも珍しい存在でした。

中地区(伊勢原・秦野・平塚・二宮・大磯)で小学校の採用は10名で男性はボクだけ…

新採用がやって来るだけで珍しいのに、男性で体育科出身なんて更に珍しい。

それ故に、先輩方にはとても優しくしてもらいました。

「何とか期待に応えなければいけない!」

と思ったボクは熱血教師ぶって教壇に立ったのが間違いでした。

何かコトが起これば長い説教を繰り返し、授業中にふざける子がいれば怒る。

それも感情的に…

4年目のある日のこと、やんちゃと言われていた5年生男子の行動に激高したボク…

頭に血が上って机を蹴り飛ばしてしまいました。

一瞬、シーンと静まりかえる教室。

目の前には、凍り付いた表情の子どもたちがいました。

「熱くなれば子どもたちは分かってくれるだろう。」

といえば聞こえはいいですが、ただ感情に任せて怒っていただけです。

そんな行為は、すぐさま4クラス全てに伝わります。

「KUWAMANがさ、机を蹴っ飛ばしたんだよ。マジありえねー」

という具合に…

その晩、大先輩の親分に居酒屋へ連れ出されました。

「俺もそんな頃あったけど、どんな気持ちになった?」

「子どもたちは、どんな気分になったと思う?」

「それで、お前は気持ち良かったのか?」

ひたすら質問を受けながらビールを注がれて涙が止まらなくなりました。

次の日、子どもたちに謝った記憶はあります。

でも、残念ながら4年目、5年目の子どもたちの記憶は少なめです。

8回も卒業生を出しているのに、ここの記憶が本当にないのです。

申し訳ないほど、自分本意で日々を過ごしていたのだと思います。

きちんと子どもたちのことを見ていなかったまま転勤を迎えることになりました。

次の学校で、ボクは更に大切なことを教わることになったのでした。

それは、またの機会に。

やっぱり感情にまかせて怒るのはダメだよね。

桑原 昌之

スポーツ、教育、暮らし&まちづくりなど自由気ままに。
教育研究家・秦野市議会議員
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