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イエナプラン20の原則を読む(3)

イエナプラン20の原則を読む(3)

イエナプラン20の原則を読む(3)

箱根駅伝は青山学院大学の5連覇を東海大学が阻んで初優勝という興奮冷めやらぬ朝。

OBのサッカーボーイズ1号と2号も嬉しそうでした。

おまけに地元ですから盛り上がらないわけがありません。

そんな中でも「駅伝?東海大学優勝?」なんて具合に関心を持たない人たちもいます。

そして、「凄いなー!やったじゃん!」という人でも、それぞれ感じ方のレベルが違う。

そんなことを考えました。

3.
どの人も自分らしく成長するためには、次のようなものと、その人だけにしかない特別の関係を持っています。つまり、ほかの人々との関係、自然や文化について実際に感じたり触れたりすることのできるものとの関係、また、感じたり触れたりすることはできないけれども現実であると認めるものとの関係です。
「イエナプラン20の原則」(イエナプラン教育協会HPより)

さて…

この一節を読んだときに目が留まったのは「その人だけにしかない特別の関係」という箇所。

「ほかの人々との関係」

これは他者との距離感の取り方や感じ方は人それぞれってことだと捉えています。

子どもたち同士で何かトラブルが起きたときの対応を思い出すと恥ずかしい限りです。

「あー!そういうことで困ってしまったんだね。だったら、こうしたらいいんじゃない?」

なんて自分のフィルターで子どもたちに話をしてしまっていた頃がありました。

「ん?なんでそうなったのかなあ?」

「へー!そうなんだね。」

「それで、どうしたいと思ってるの?」

なんて具合に自分の思いを伝えずに問いかけられるようになったのは最近のことです。

「察しのいい大人を演じる」というような感じですね。

「自然や文化について実際に感じたり触れたりすることのできるものとの関係」

これも、子どもたち一人ひとりに感性があって一色単に考えてしまってはダメってこと。

「ほら!あれ見てごらん!綺麗でしょー」

と言ったところで興味を示さないなんてことはよくあります。

「この花さ、綺麗だよねー!」

と言ったら同調するしかなくなってしまうこともあるかもしれません。

「ほら!あれ見てごらん!どう感じる?」

というように、ここでも問いかけるのが良いのかもしれません。

「感じたり触れたりすることはできないけれども現実であると認めるものとの関係」

これは、宗教だったり思想・アイデンティティに関わる部分でしょうか。

子どもたちが個々に持っているメンタルモデルを大切にしようってこともあるでしょうか。

ちょっと強引なまとめになりますが「人はそれぞれ違う」ということを受け入れる。

「その通り!」と思うのですが、ついつい「普通は○○だよな」とか言ってしまう。

「その人だけにしかない特別の関係」

しっかりと意識しておきたいキーワードです。

桑原 昌之

くわさん✨️
スポーツと教育の現場に関わる教育研究家
「ともに歩もう、この先の秦野へ」秦野市議会議員
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教育
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