4月10日に「入学を祝う会」があった大日向小学校。
学校がスタートしてから9日めなんですよね。
全員が今までと違った環境にいた子どもたちにも疲れが見えます。
「そりゃあそうだよなあ。環境が変わってるんだし。」
なんて子どもたちだけでなく保護者の皆さんの胸中も心配になっているところです。
そしてグループリーダーの先生たちも…
70名全ての子どもたちが、全くもって文化継承のない新しい学校へ来たわけです。
前にいた学校の文化が染みついている子もいれば、全く何も知らないピカピカの1年生も。
そんな中で文化を創り上げることは並大抵のことではありません。
例えば「漢字ドリル」
「お!ずいぶんと進んでいるなあ」
なんて思って教室の中を眺めると学年に関係なくグイグイ進めている子が数名。
まだ、9日目ですけども…
「先生、もっとやっていいですか?」
「いやいや、みんな今日は○番までだからダメ!」
「・・・」
なんてことを繰り返していた教室を思い出します。
学年会と呼ばれる担任同士のミーティングで学習進度を揃える。
揃えた上で週案を作っていたわけです。
漢字学習に意欲的な子たちの意向などは完全にスルー。
「もっとやりたーい!」
って気持ちをへし折ってしまう。
「よーし!頑張るぞー!って思っている時がチャンスなのになあ。」
と大切なことを再確認しながら子どもたちの様子を眺めていました。
「え?どんどんやっていいの?前は違ったよ!」
という具合に戸惑いを見せる子もいることでしょう。
みんなが同じようなペースで、同じページをめくりながら授業を受けてきたわけです。
戸惑うのも不思議ではありませんね。
それぞれのペースで、自分にあった方法を選んで学ぶのが大日向小学校の流儀。
誰かと比較する必要はありません。
一人ひとりの子どもたちは唯一無二の存在なのですから…
「それぞれの物語を大切に!」
そんなことを再確認した週の始まり月曜日。
今週も楽しめるといいなあ。