土曜日の朝から猛烈な雨が降り続いた佐久穂町大日向です。
大型で強い勢力を保ったまま台風19号が迫るという日本列島。
各地でも緊張が高まる中、昨日の電話の通り大日向小学校を避難所に。
開設してから1時間ほどで10数名の避難者がいたところで電話が鳴ります。
「大日向小学校の避難所を閉鎖して全員茂来館へ。」
という指示が出たのです。
100枚ほどあった毛布の箱を大慌てで車に戻す。
そして、役場の職員と共に避難していた人たちを誘導します。
雨が強く校庭も足首がスッポリ浸かるほどになったのが主な理由。
夜になり国道299のバイパスで土砂崩れがあり車が通れなくなりました。
早めに避難を呼びかけてくれた佐久穂町役場の対応はナイスでした。
この土砂崩れによって学校から下ることはできなくなったからです。
夜まで激しく続いた雨は、22時頃まで降り続きました。
消防団第3分団の詰所となった体育館で団員の皆さんと情報収集…
余地ダムは限界につき放水。
停電しているのはどこか、水道が止まっているのはどこか。
大日向は17時前に停電、水道は20時過ぎに止まりました。
古谷ダムも満水が迫り緊張が一気に高まります。
「さすがにダムを放流したら相当な被害が出るぞ。」
そんな心配をしながら雨が上がった外に出てみます。
風も少し出てきましたが、川の音がゴーゴーと唸りを上げている。
「明るくなったら、とんでもないことになっているよね。」
そう言いながら0時に解散。
そして翌朝…
ボクらはとんでもない光景を目撃することになったのでした。